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 40代以上のクルマ好きオヤジにとって、愛車にお金と時間をかけたいけれど、そんなの無理! という人も多いだろう。なるべく安く、簡単に、早く、そして疲れない、というキーワードにメンテを行う本企画。

 今回は、ブレーキダストで汚れたアルミホイールを綺麗にしたい。そこでリンレイから発売されている「ウルトラハードクリーナー・ホイール&タイヤ用」と「ウルトラハードWコーティング」、「ウルトラハードコーティング・タイヤ用」をチョイスし、1994年式W124型メルセデスベンツEクラスを徹底的に綺麗にしてみたいと思う。

文/ベストカーweb編集部
写真/ベストカーweb編集部

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■ブレーキダストの頑固な汚れは落ちるのか?

ブレーキダストで汚れたW124型ベンツEクラスのホイール。楕円形の穴の奥は真っ黒

 テスト車に選んだのはW124型ベンツEクラス。ブレーキパッドは純正品を装着しているため、ブレーキダストがホイールについてしまうのはお約束。オーナー氏によれば、「普段は洗車用シャンプーとブラシで洗っていますがなかなか落ちないんですよ。暑い夏には4輪洗うだけで汗びっしょりになったこともあります」。

 今回、カー用品店で自腹購入したのは、前回の企画で使い、秀逸だったリンレイ製品を選んだ。いわゆる”案件”ではないので、当然ながら忖度なしで正直評価を行っていきたい。

今回チョイスしたのはリンレイのウルトラハードWクリーナー・ホイール用

 この「ウルトラハードクリーナー・プロフェッショナル・ホイール&タイヤ用」(価格は1680円)は、ホイールに固着した油汚れやブレーキダスト、鉄粉をスプレーして水で流すだけで綺麗になるというもの。

 さっそく、薄汚れたW124のホイールにスプレーしてみた。ホイールの大部分は、ブレーキダストはつきにくい構造のためか、そんなに固着していなかったが、外側の縁の部分や楕円形状の穴の奥にはブレーキダストがこびりついている。

 全体的にまんべんなくかけ、穴の奥には念入りにスプレーしてみた。スプレー後、経過を見ていったのだがみるみる汚れが浮き上がってダラダラと下に液が落ちていく。説明書の通り、5分後にいったん水洗いしてみた。

スプレーすると汚れが浮き上がってくるのがわかる

 ホイールの表面や外側の縁は簡単に落ちたものの、よほど頑固な汚れなのか、穴の奥の汚れは落ちない箇所があった。そこで再度スプレーし、ホイール用ブラシを使って軽く擦ると落ちた! ちなみに説明書には、落ちない場合はスポンジでこすり洗いしてくださいと書いてあった。

汚れが浮き上がってくるものの、頑固な汚れは落ちきらない。しかしブラシで軽く擦るとすぐに落ちた

 念のため、反対側のフロントホイールは、シャンプーしブラシで洗う、通常の洗い方で試したが、もちろん5分で落ちるわけもなく……。

きれいさっぱり。ここまで落ちるとは

 5スポークホイールのようなタイプだとこすり洗いしなくても落ちるかもしれないが、このホイールのように奥に入った汚れはブラシを使ったほうがよいだろう。通常の洗剤を使った洗い方だと、力を入れてゴシゴシ洗わないと落ちないし、固いブラシを使わないとなかなか落ちないので、ラクに早く、疲れないという点では、やはりウルトラハードクリーナーさまさまである。

どうですか。薄汚れたホイールがピッカピカになりました

■ホイールがきれいさっぱりとなったら「ウルトラハードWコーティング」を施工

ホイールにもウルトラハードWコーティングを施工

 W124型ベンツEクラスのオーナー氏曰く「これマジでいいすね、嫌な臭いはあまりしないし、気持ちいいくらいに落ちます。汚れが浮き上がってくるのがポイントでしょうね。労力があまりかからないのがおじさんにはいいと思います」。

 と、かなりべた褒め気味だったが、このホイールに関しては擦り洗いが必要だったことは書き加えておきたい。

 さて、ホイールがきれいさっぱりとなったら、再びブレーキダストが付かないようにしておきたい。そこで選んだのはまたまたリンレイの「ウルトラハードWコーティング・プロフェッショナル」(1680円)。

 実は前回のボディコーティング企画で、洗車5回ぶちこんでもコーティングが落ちなかった製品で、ボディだけでなく、ホイールにも使える、ということで今回も試してみることにした。

 ホイールを水洗いした後、乾いた布で拭き上げていき、ホイールに2プッシュし、拭き上げていった。ボディは4ヵ月、ガラスは2ヵ月撥水効果が持続と説明書に書いてあるがホイールは書いてなかったので、追って撥水効果はどれくらいなのか報告したいと思う。

■タイヤに缶スプレータイプのウルトラハードコーティングを施工

最後はタイヤにウルトラハードコーティング・タイヤ用を施工。スプレーするだけ、拭き上げの必要はなし

 ホイールにコーティングを施した後、今度は最終仕上げとしてタイヤにコーティング! このタイヤ用「ウルトラハードWコーティング・プロフェッショナル」(価格:729円)は硬化型シリコーンを採用したコーティングタイプ。約3ヵ月耐久、「約7倍耐久、光沢約3倍」と謳っている。

 さっそく、乾いたタイヤに15cmほど離して、アルミホイールにつかないようにスプレーしていく。特に乾いた布で拭き上げる必要もなく、約15分乾燥すればOKだ。この手のタイヤコーティングは拭き上げが必要になる製品が多いが、これは拭き上げる必要もなく、ビカビカすぎてやりすぎ感がないのも嬉しい。

 今回行ったタイヤやホイールのコーティングの耐久性については3~4ヵ後に改めてレポートしたい。

写真の関係で少々テカリがあるように見える。気になる人は乾いた布で軽く拭き上げるといいだろう

■オーナー氏、ボディにもウルトラハードWコーティングを施工

オーナー氏のさらに綺麗にしたい熱? に火をつけたのか、ボディにもウルトラハードWコーティングを施工

 最後に今回の企画の蛇足になってしまうが、かなりリンレイ製品が気にいったようで、過去に使ったリンレイのウルトラハードクリーナーと、ウルトラハードWコーテイングをボディにも使ってみたいということになり、施工することになった。

 W124型Eクラスは1994年式と28年前のモデルだが、年式を考えてみてもかなり綺麗な状態。さすが屋根付き駐車場に保管していただけのことはある。とはいってもイオンデポジットが所々見られた。

もともとはこんな状態だった。イオンデポジットが見える

 シャンプー洗車をした後、乾いた布で拭き上げ、リンレイウルトラハードクリーナーで拭き上げていく。その後、水洗いした後、ボディが乾いた状態でウルトラハードWコーティングをスプレーし、拭き上げていった。

 ウルトラハードWコーティングを拭き上げていく際、オーナー氏曰く「塗ってすぐによく伸びてあまりムラにならないですね。これまでいろいろなコーティング剤を自分で施工してきましたが、塗りやすくて、拭き上げも力を入れなくてもいいのでいいですね」とかなり気に入った様子。

 施工24時間後、撥水効果を見たが、施工前には水がベタっと張り付いてあまり流れなかった状態から、水が滝のように流れ落ちるようになってオーナー氏も大満足の様子だった。

 今回はW124型ベンツEクラスに施行してみたが、オーナー氏の喜ぶ顔を見てやったかいがあった。個体差があると思いますが、参考になれば幸いです。

コーティング24時間後に水をかけるとベタっとせず、水が滝のように流れていた。シャワーじゃないのでわかりにくいが、超撥水効果は明らかにわかった

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