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Image:adejlal/Shutterstock.com

米Googleは新製品発表イベント「Made by Google」を、10月6日の午後11時から開催予定だ。そこではPixel 7/7 ProやPixel Watchが発表予定だが、同社が正式に言及してない、折りたたみ端末やタブレットの「Pro」モデルの新たな手がかりが見つかったと報告されている。

これらは、配信されたばかりのAndroid 13 QPR1 ベータ版から発見されたものだ。開発者のKuba Wojciechowski氏はTwitterにて、「Felix」と呼ばれる端末の開いた状態と折りたたみ状態に言及したコードのスクリーンショットを公開している。

ちなみに「Felix」のコード名は5月にAOSP(Androidオープンソースプロジェクト)でも確認されており、Wojciechowski氏もAndroid 13ベータ4のコードで再発見していた。

今回のWojciechowski氏の報告に戻ると、コードには折りたたみ端末に搭載されるカメラに関する記述もあるという。背面カメラには、ソニー製の「IMX787」センサー(64MP)とサムスン製の望遠センサー「S5K3J1」(10.8MP)が搭載されるかもしれない、とのことだ。

また内側にはソニー製「IMX355」センサー(Pixel 6Aの自撮りカメラと同じ)がある一方で、外側には別の「S5K3J1」センサーが搭載される可能性がある、とも付け加えられている。こうしたカメラの配置は、サムスンのGalaxy Z Foldのように内折りスタイルになるとの噂と符合しているといえそうだ。

ほかWojciechowski氏は、 “t6pro” または “tangorpro” と呼ばれるタブレットへの言及も報告している。Googleは今年5月の開発者会議「Google I/O」で、Androidタブレットに取り組んでいると明かした。その後、この端末のコード名が「t6」あるいは「Tangor」である可能性が高いことが、開発者により突き止められてきた

新たに報告されたコード名は、これらに「Pro」を付けたものだ。米9to5Googleも同じく「Pro」タブレットの手がかりを見つけているが、標準モデルとの違いは背面カメラが異なることしか分からないという、

折りたたみPixel製品については、信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏が「2023年3月に発売されるだろう」と述べていた。来月の「Made by Google」では、これらの未発表製品について何らかの言及があるのかもしれない。