先日の新型iPhone発表イベント「Far Out」に続き、今年10月には次期iPadやMac発表イベントの開催が確実視されている。新型コロナ禍がやって来る数年前のように、秋に2回分けて新製品群をお披露目するパターンが戻ってくるというわけだ。その10月イベントで発表される可能性あるiPadとMacのラインナップにつき、詳細な噂が報じられている。
アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者によると、まずiPadについてはM2プロセッサ搭載の「iPad Pro」と、「これまで最大のアップグレード」が施された「第10世代iPad」(いわゆる無印iPadの最新モデル)が登場するという。
第10世代iPadはコードネーム「J272」と呼ばれ、Lightning端子に替えてUSB-Cポートが搭載されるとのこと。これにより、iPadの全モデルがUSB-Cに対応する見通しだ。
ただし、フルラミネーションディスプレイが採用されるかどうかは不明だという。これは液晶パネルやカバーガラスなどを一体化させることで、その間にあったスキマをなくし、ペン先と線のズレを極力抑える構造のことだ。現行モデルでは、第9世代iPadのみが非対応となっている。
ほか第10世代iPadについては、iPhone 12と同じA14 Bionicチップを搭載し、上位モデルに近い側面フラットのデザインに変更され、ホームボタンがなくなり、Touch IDが側面の電源ボタンに統合されるとの噂もある。ほか画面サイズが10.5インチまたは10.9インチと少し広くなるが、DCI-P3による広色域や高い輝度は実装されないとの説もあった。
そして次期iPad Pro(2022)はM2チップの搭載が期待できる一方で、ディスプレイはサイズや種類ともに変わらず、ミニLEDの採用は引き続き12.9インチのみになるとのことだ。MagSafe(ワイヤレス充電)を含む新たなアクセサリー製品への対応や、バッテリ持続時間の改善も期待できるという。
またMacに関しては、Mac mini、Mac Pro、MacBook Proの「M2バージョン」に取り組んでおり、10月にはこのうち少なくとも2つの登場が期待できると述べられている。こちらは8月下旬に報じたことの繰り返しではあるが、特に開発や生産面でトラブルがなさそうなことが朗報ではある。
- Source:Bloomberg
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