11月11日Lamborghini DAY Japan 2022において「ランボルギーニ ウルス ペルフォルマンテ」のプレス発表会が行われた。ウルスが誕生して4年、初のフェイスリフトされたウルス。アウトモビリ・ランボルギーニCEOのステファン・ヴィンケルマンの熱のこもったプレゼンテーションの後、「ウルス ペルフォルマンテ」がアンベールされた!
Lamborghini Urus Performante(ランボルギーニ ウルス ペルフォルマンテ)は、去る8月にパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムコースの市販車SUV部門のコースレコード10分49秒902を17秒も短縮し、10分32秒064で駆け抜けて新記録を達成した。その後ペブルビーチで展示され、いよいよデリバリーに向けて世界各地でお披露目されている。
ステファン・ヴィンケルマンCEOが来日
この度日本においてもアウトモビリ・ランボルギーニのChairman、CEOのステファン・ヴィンケルマンが来日し、日本でのローンチとした。
スーパーSUVの新たなベンチマークとなるこのウルス ペルフォルマンテ。空力デザインの改善に加え、随所にカーボンファイバーを使用しボンネット・バンパー・スプリッター・ディフューザー・ホイールアーチなど改良点は多岐にわたる。新設計のリアスポイラーはリアのダウンフォースを38%も向上させるスーパーなパーツだ。新しいスチールスプリングによりシャーシは20mm低くなり、トレッドは16mm広くなった。新たなオプションで、チタンボルト使用の23インチ又は鍛造22インチ軽量ホイールと専用設計のピレリタイヤが選択できる。
インテリアではブラックのアルカンターラに新しい六画形デザインのシートステッチを施したPerformonteトリムとなる。オプションでトリムの変更やレバーやステッチの変更などカスタマイズが可能だ。
どのような道路・トラック・オフロードでも、最高にエキサイティングなクルマ
パワートレインは、ウルスSから16HP増強された666HPの4リッターV8、車両重量が47Kg軽量化されたおかげで、3.2というパワーウエイトレシオを実現。4WDのおかげもあり0-100km加速は3.2秒、100km-完全停止までの制度距離は32.9m、最大トルクは850Nm/2,300~4.500rpmで最高速度306km/h。特筆すべきは再設計された8速AT、TANBUROのドライブモードにより、STRADAモードでは、スムーズなダンピングで快適・贅沢な走りを、SPORTモードではスロットルレスポンスが強化され、リアホイールステアリングが低速時の俊敏性と高速時の安定性を実現するばかりか「fun to drive」なオーバーステア特性や素早いギアシフトを楽しめる。ダートトラック用に新しくRALLYモードを追加、さらにCORSAモードではレーシングカーとしての性格が解き放たれ、高速での安定性とフラットなコーナリングを実現する。軽量チタンのアクラポビッチ製スポーツマフラーは車内外の人にそのパフォーマンスを主張する。日本での価格は未定だが、2022年末からのデリバリーを予定。
エンジン | 90度V8、3,996cc |
最高出力 | 666Hp/6.000rpm |
最大トルク | 850Nm/2,300~4,500rpm |
ドライブトレイン | 4WD、フロントデファレンシャル、セントラルディファレンシャル(Torsen)、アクティブ・トルク・ベクタリング・リアディファレンシャル搭載 |
トランスミッション | 8速オートマティックギアボックス、特性はTANBUROのドライブモードによって異なる。 |
パフォーマンス | |
最高速度 | 306km |
0-100km | 3.3秒、0-200km 11.5秒 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 3,006mm |
全長 | 5,137mm |
全幅(ミラーを含む) | 2,181mm |
全高 | 1,618mm |
フロントトラック | 1,711mm |
リアトラック | 1,718mm |
発表会が行われた会場には、スペシャルなミウラ、LM002、そして世界限定19台のシアン ロードスター、世界限定112台のクンタッチLPI800-4のアヴェンタドール アルティマエ、ウラカン STOのスーパーカー6台のスーパーカーが展示された。
Text:大庭千明
Photo:アウトビルトジャパン