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Image:Ramiro Cardenas

Facebookを傘下に置くMeta社は、高級VRヘッドセット「Project Cambria」を10月12日午前2時(日本時間)の「Meta Connect」イベントで発表する見通しだ。本製品の名称は「Quest Pro」になるとの説が有力である

このQuest Proがホテルの部屋に置き忘れられていたとして、実物らしき画像および動画がネット上で公開されている。Ramiro Cardenas氏がFacebookに投稿したリール動画を見るかぎり、Metaが昨年末に予告したイメージと似ており、流出したセットアップ動画とも近いようだ。

今回の動画ではデバイスがパッケージから取り出されており、Meta Quest 2からデザインを刷新した黒いヘッドセットとコントローラーが確認できる。ヘッドセットの前側には3つのカメラが搭載されている一方で、コントローラはセンサーを収納していた上部のループがなくなり、より耐久性の高い設計となっているようだ。

Image:Ramiro Cardenas

またパッケージの左上には「Meta Quest Pro」と印刷され、VRヘッドセット本体とコントローラーの画像が描かれている。さらに動画では箱に貼られた「Not for resale – engineering sample(転売禁止-エンジニア向けサンプル)」と書かれたラベルもクローズアップ。Cardenas氏はThe Vergeに、部屋に泊まった人がその後、ヘッドセットを返すよう請求したと語っているそうだ。

Image:Ramiro Cardenas

もともとCardenas氏は、Oculus Quest 2のFacebookグループ投稿へのコメント欄で画像をシェアし、他にも複数のデバイスが残されていたと語っていたという。発売を控えた新製品は機密情報の塊であり、それが部屋に置き忘れていたとは、にわかには信じがたくもある。

とはいえ、2010年にはiPhone 4のプロトタイプがバーに残されていたし、最近ではPixel Watchがレストランで見つかっていたこともあり、意外と「あるある」なのかもしれない。