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「やめろ。もったいない」。就職すると聞いてとっさに強い言葉が出た。「顧客の依頼に応じて働く仕事では、君の創造性を生かせずすぐ飽きるだろう」。相手は当時、京都大学経済学部の4回生だった伊藤公一朗さんだ。しばらくして留学すると連絡をくれた。突き抜けた才能はすぐに分かった。私は当時、授…