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フェラーリ ポルトフィーノをリースによる低価格で運転する?600馬力のフェラーリ ポルトフィーノをリースするには、月々これだけかかるのだ!

でっかい財布のためのリース提供: フェラーリは、同社の歴史上初のSUVを発表したばかりだが、新型SUV「フェラーリ プロサングエ」の最初の顧客車両が納車されるまでには、まだまだ時間がかかるだろう。この待ち時間を埋めるために、時速320kmを超える600馬力の「フェラーリ ポルトフィーノ」をリースして乗るというのはいかがだろうか。

AUTO BILDの協力パートナーでもある、sparneuwagen.deでは、現在、クラシックな「ロッソ コルサ」の「フェラーリ ポルトフィーノ」が商用リース可能だ。しかし、言うまでもなく、600馬力のマラネロ製オープンカーのリース価格は決してリーズナブルとはいえない。

この「ポルトフィーノ」は3年前のモデルで、走行距離は35,400kmと、フェラーリとしてはかなり多い方だ。それでも一月当たりのリース料金は2,339ユーロ(約33万円)で、契約期間は48カ月、年間7,500キロメートルの無料走行までなら追加料金はかからないという条件設定だ。

フェラーリに4年間乗って11万4千ユーロ(約1,600万円)弱

加えて、頭金は不要だが、代理店の手数料として最初に1,999ユーロ(約28万円)を支払う必要がある。要するに、フェラーリに4年間乗るために、合計114,268ユーロ(約1,600万円)という高額な金額を支払うということだ。

しかし、中古車市場に目を向けると、そこでは「フェラーリ カリフォルニア」の後継車として2018年に発表された「ポルトフィーノ」は、現在はおおよそ20万ユーロ(約2,800万円)くらいのようだが、4年後の残存価格の見込みを考慮すると、リースではなく購入しても採算が合う可能性がある。

またこのリースに関しての特典は1回のみとなる。そのかわり、600馬力の「ポルトフィーノ」は、契約してから2週間から8週間という短期間で納品されるという、うれしい副産物もある。sparneuwagen.deによると、需要が高いため、短期間で提供できなくなる可能性があるとのことだ。リースをお考えの方、アクションはお早めに。(笑)

【ABJのコメント】
フェラーリをリースする・・・。別に珍しい話ではなく、そういうことは世の中に多くあるし、リースまで行かなくとも、フェラーリのレンタカーというのも世の中には多く存在する。レンタカーではアメリカやヨーロッパ諸国(といっても主にリゾート地など)では意外とポピュラーな存在で、それなりの費用を払えば誰でもフェラーリに乗れるわけである。ただし、「それなりの」という部分が問題で、車のレンタル費用のほかに諸費用、なかでも保険料はかなりの額をセットで加入しなければならない。

今回の「ポルトフィーノ」のリースに関していえば、3年落ちの中古車でありながら、一ヶ月33万円で、おそらく保険料などなどは別途になるであろう。さらに年間7,500km走行以内という制約が付き、4年間乗ると1,600万円、というのはちょっと考えてしまう金額である。もちろんその金額には保険料や様々な諸雑費は含まれていないし、だったら買ったほうがいいじゃないのか、と思ってしまうのだが・・・。まあ今の世の中、即納車はありえないし、なんらかの諸経費でリースを組んだほうが得策ということもあるのかもしれないが、やっぱりこういう車のリースとはなんとも高額だなぁ、と小市民は感じてしまったのであった。(KO)

Text: Jan Götze
加筆: 大林晃平
Photo: autobild.de