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日々の生活に息苦しさを感じる時、別の言語を通して世界を眺めると、心が軽くなるかもしれない。社会主義政権下のルーマニアに生まれ、現在は人類学者として青森県に暮らすイリナ・グリゴレさんにとっては、日本語との出合いがそうだった。このほど刊行したエッセー集『優しい地獄』(亜紀書房)で、コ…