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Metaは9月13日(現地時間)、FacebookグループとMessengerの新機能となる「Community Chats」を発表した。今後数週間で、Messengerでテストを開始し、その後Facebookグループに拡大する予定だとしている。

Community Chatsでは、文字だけではなく音声や動画など、様々なフォーマットでリアルタイムにコミュニケーションを取ることが可能となる。また、1つのグループチャットで複数の話題を話すのではなく、トピック毎にチャットを作成でき、各チャットはカテゴリ毎に整理されるので、グループメンバーは目的のチャットを見つけやすくする。

マーク・ザッカーバーグCEOは自身のFacebookでの投稿で「同じ興味を持つ人々とつながるための新しい方法として、Community Chatsを作っている。10億人以上の人がMessengerを使って友だちとコミュニケーションしている。まもなく、Facebookグループと同様に、MessengerからCommunity Chatsを開始できるようになる予定だ」と語っている

グループのポリシーに従わないメンバーのブロックやミュート、メッセージの削除などを行えるモデレーション機能も備える。Community Chatsはリアルタイム性が高いため、管理者が設定した基準に従って、自動的にユーザーの一時停止やメッセージの削除などを行うAdmin Assist(管理者アシスト )も用意されている。管理者以外にモデレーターを指名し、管理者とモデレーターだけが参加できる管理者専用チャットも作成可能だ。

直近ではFacebookやInstagramのTikTok化が話題になることも多いが、Community ChatsはMeta版のDiscordとでも言うべき機能となっている。コミュニティ重視と言えば聞こえはいいのだが、Facebook離れが進む若い世代を取り込みたいとの想いもあるだろう。この機能を使うために、あらたにFacebookグループやMessengerを使い始める人がいるかは未知数だが、少なくとも既存のグループの活性化には役立ちそうだ。