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Image:Flickr

写真共有コミュニティサービスのFlickrが、最近もっとも活発なコミュニティのひとつだとして、「Virtual Photography」カテゴリーの追加設置を発表した。このカテゴリーはゲームや仮想空間のなかで撮影された写真に特化した、「新しいアートの形」をうたっている。

Flickrでは写真をアップロードする際に、共有するコンテンツが属するカテゴリーを選択するようになっている。これまでは「写真」「イラスト/アート」「スクリーンショット」の3種類しか用意されていなかった。

ゲームなどで取得した画像は、厳密にはスクリーンショットの分類になる気がするが、ゲームのキャラクターをフォトモードで撮影した画像などは自撮り写真だといえばそうであり、イラストやアートの一種だといえば、それもまた間違いではない状態だった。Virtual Photographyカテゴリーの追加によって、このような画像を探したい人は、まずこのカテゴリーを探せば良くなる。Flickrは新設したカテゴリーについて、ゲームからの写真と『Second Life』のような仮想空間での写真を想定したと述べている。

ゲーム開発企業やパブリッシャーも、ゲーム内で撮影した画像を新しいアートと考えているようだ。たとえば『Horizon Zero Dawn』の開発元であるGuerilla Gamesは、プレイヤーがゲーム内写真を定期的にSNSで公開し、『Assassin’s Creed』シリーズなど数々のヒット作で知られるUbisoftは、ゲーム内写真による新しいコンテストの開催を発表している。

他にも、『The Last of US』『DEATH STRANDING』『グランツーリスモ7』など、プレイヤーに高品位な画像を取得できるフォトモードを提供しているタイトルはたくさんある。

Flickrはカテゴリー分けを追加した理由として、ユーザーがサービス上でより良いナビゲーションを得られるようにするためとしている。そして今年の「Flickr World Photography Day」コンテストでも、「WPD22Virtual」カテゴリーを加え、バーチャル写真をさらに支援していく予定だ。