東レエンジニアリングの今期業績は過去最高レベルとなる見込みだ。液晶パネル製造装置に代わりリチウムイオン電池(LiB)製造装置が柱となるなど、事業の新陳代謝も順調に進んでいる。岩出卓社長は「2030年近傍の売上高1700億円達成には新規事業の成長が不可欠」と先を見据える。
- 今期業績の見通しは。
「前期は減収ながらも採算改善により増益、受注高は過去最高の1400億円超。LiB電極用塗工装置が大きく伸び、半導体製造用では検査装置、ボンダー、酸素濃度計など押しなべて好調。プラント事業では、医薬品、半導体材料設備が堅調。液晶塗布装置はピークの3分の1程度だが残存者利益を享受している。受注残高は1000億円を超えており、今期は過去最高に匹敵する売上高1150億円、事業利益53億円の計画。受注も前期並みを見込んでいる」
- 中期経営計画では25年度売上高1400億円を目標にしています。続きは本紙で
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