Intelでは2022年に発売したRaptor Lake-S以降、Meteor LakeやArrow Lakeなどアーキテクチャーや製造プロセスを刷新した製品の投入を予定していますが、今回2023年以降に登場するIntelのデスクトップ向けCPUラインアップについてリーク情報が出現しました。
Intelのデスクトップ向けのラインアップ情報が出現
Intelでは2022年に発売したRaptor Lake-Sに続き、今後はMeteor LakeやArrow Lakeなど次世代CPUが準備されている状況ですが、今回中国経由でリーク情報を出しているECSM氏がIntelの2023年から2024年にかけて登場するデスクトップ向けCPUラインアップについてリーク情報を掲載しています。
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2023年後半はRaptor Lake-S Refreshが登場。Meteor Lakeは間に合わず
Intelでは2022年10月に第13世代CPUであるRaptor Lake-Sの内、オーバークロックに対応するKバリアントを発売し、2023年初頭にはエントリーからミドルレンジモデルの発売を予定していますが2023年後半にRaptor Lake-S Refreshの投入を予定しているようです。
このRaptor Lake-S Refreshは改良された10nmプロセス(Intel 7)が用いられる予定で動作クロックについては現行のRaptor Lake-Sに比べて更に100~200 MHzほど高められると見られています。
なお、本来であれば2023年後半にはMeteor Lake-Sを発売する予定だった所でしたが、開発が遅れているためRaptor Lake-S Refreshが投入される予定で、性能面に関しては動作クロックの小幅向上のため大きく上がらないと見られています。
2024年は第14世代CPUのMeteor Lake-SとArrow Lake-Sが投入。Arrow Lake-SはTSMCがすべて製造する可能性も。
Intelの第14世代CPUはMeteor Lake-Sになると見られていますが、Arrow Lake-Sも同じ14世代になる見込みで、Core i5以下のミドルレンジ以下モデルはMeteor Lake-Sを利用し、Core i7やCore i9などハイエンドモデルではArrow Lake-Sとしてラインアップされる可能性があるようです。
これらのCPUは2024年後半にかけて登場する予定で、Meteor Lake-SではP-Coreを6コア、E-Coreを16コア搭載する一方で、Arrow Lake-SではP-Coreを8コア、E-Coreを16コア搭載するとの事です。
製造プロセスに関しては、Meteor Lake-SではCPUにはIntel 4 (7nm)、GPUにはTSMC 5nm、SoCにはTSMC 6nmを採用する予定です。
Arrow Lake-SではCPUがTSMC 3nm、GPUがTSMC 5nm、SoCがTSMC 6nmとすべてがTSMCで作られる予定でIntelとしてはCPUを外部で製造する初めての例となりそうです。
なお、Arrow LakeではIntel A20プロセスを使うという話も出ていますが、このIntel A20プロセスはモバイル向けにのみ限定して使用されるようです。
Intelではここ最近、コンシューマー向けCPUでは好調ですのでこの調子で続々と新製品を打って出ると思っていたらMeteor Lake+Arrow Lakeは2024年登場という事で2年ほどRaptor Lake-Sで戦う事になるようです。AMDでは2023年にはZen5搭載のRyzen 8000シリーズを出す予定ですので、またAMDにリードをされてしまうのか、AMD CPUやマザーボードの価格が高すぎて自爆してしまうのか気になる所です。
Meteor LakeとArrow Lakeについては当初、これらのCPUは世代が異なると見られていましたが、どうやら同じ14世代CPUとして開発が進められているようで性能帯によって使い分けるようです。ただ、ミドルレンジ以下で使われるMeteor LakeではP-Coreが6コアと少ないですが、E-Coreは16コアと多くなっており、E-Coreのアーキテクチャーが刷新される事を考えると性能的にはRaptor Lakeを大きく超えると考えられます。
Arrow Lakeについてはコア構成よりCPU含めてTSMCですべてが製造されるというのは今までのIntel CPUに対する大きな変更点で動作クロックやオーバークロック耐性含め違いがあるのか注目です。
Intelの場合2024年が予定ならその通りに出せるかが一番の焦点ですけど。。。
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