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毎週水曜よる9時から放送中のドラマ『相棒season21』。

今シーズンから“5代目相棒”として登場したのは、初代相棒でもある亀山薫(寺脇康文)。

season7で卒業して以来、満を持して再び杉下右京(水谷豊)とタッグを組んでいる。

そんな『相棒』シリーズは、動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」「テレ朝動画」にて、過去全シーズンとスペシャルドラマに加え、劇場版、スピンオフも配信中だ。

テレ朝POSTではこの伝説のコンビ復活を記念し、同シリーズの過去回から杉下右京と亀山薫が活躍するオススメのエピソードをピックアップ。

今回は、『相棒 season5』第11話「バベルの塔~史上最悪のカウントダウン!爆破予告ホテルの罠」を紹介する。

◆大晦日のホテルで事件が起こる

大晦日。右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は小野田(岸部一徳)に連れられ、衆議院議員・富永(冨家規政)のパーティーが行われるホテルへ。

左翼過激派の梶宗一郎に命を狙われている富永のボディガードをやらされる羽目になる。

会場では、元刑事の楓(大塚寧々)が富永の身辺を警護していた。右京は楓が耳の不自由な娘・はるか(佐々木麻緒)を連れてきていることから、楓が富永と婚約していることを察知する。

しかし、そんな楓の前に離婚した夫・和久井(遠藤章造)が現れた。はるかにプレゼントを渡したい、という和久井に帰れと冷たく突き放す楓。右京らは2人の小競り合いを偶然目にしてしまう。

©テレビ朝日・東映

そんななか、はるかが何者かに誘拐され、楓のもとに“娘の命と引き換えに富永を殺せ”という指令が届く。

犯人は富永を狙っていた過激派の梶か…。一人思い悩んだ楓は、犯人の指示に従い、富永を殺害しようとする。

右京の機転により富永は一命を取り留めるが、楓はそのまま拳銃を持って逃走。パーティー会場のある超高層ビルは大パニックとなってしまう。

©テレビ朝日・東映

犯人からパーティー会場に戻るよう指示された楓は、ウエイトレスの祥子(中村綾)を人質に会場へ。深夜0時までに富永を連れて来いと篭城する。

一方、楓がそんなことをするには何か理由があるはずと睨んだ右京と薫は、2人だけで事件の真相を探ろうと行動を開始する。

◆ラストに予想もしない展開が!

20007年に元日スペシャルとして放送された「バベルの塔」は、衝撃的なシーンから幕を開ける。

大塚寧々演じる元刑事・楓が、高層ビルの屋上で拳銃自殺を図るのだ。

なぜそんな出来事が起こったのか…? 時間をさかのぼり、その顛末を描いていくいくのが本作のストーリー。

©テレビ朝日・東映

お正月スペシャルらしく、大迫力の爆破シーンや空撮シーンもあり、壮大なスケールは劇場版さながら。二転三転するストーリーもお見事で、だれもが楽しめる痛快エンターテインメントに仕上がっている。

なかでも見どころは、終盤の怒涛の展開。

隠されていた真犯人とその“本当の狙い”が発覚すると、物語はすべてひっくり返り、怒涛のクライマックスへなだれ込む。

そしてラスト15分、視聴者を裏切る「予想もしない結末」が用意されていた。散りばめられていた伏線を見事に回収する鮮やかな結末は必見だ。