水谷豊演じる杉下右京と寺脇康文演じる亀山薫が満を持して再びタッグを組み、新たな扉を開ける『相棒season21』。
いよいよ10月にスタートする同作の記念すべき初回スペシャルに、勝村政信が出演する。
勝村が演じるのは、外務省幹部でアジア大洋州局次長を務める厩谷琢(うまやだに・たく)。
若い頃から日本とサルウィン(架空の国家)を行き来していた外交通で、サルウィン側の要人とも良好な関係を築いている人物だ。
先に起こった反政府運動で政府が倒れ、新たな国家へと歩みを進めようとしているサルウィン。
その運動のリーダー的存在だった人物の来日に際し、日本で開催されたパーティーに招待された右京、そして“サルウィン親善使節団”の一員として出席していた薫は、パーティーの会場で厩谷と出会うことになる。
今回、待望の『相棒』初出演が実現した勝村。
最初に右京と薫(を演じる水谷と寺脇)に会ったときには、「歴史上の人物に遭遇したような気分」になったそう。
それまで他の現場でも共演していて親交の深い寺脇も、『相棒』の現場で会うと少し違った雰囲気を感じたそうで、「不思議な感覚でした」と振り返った。
まもなくスタートする『相棒season21』。その記念すべき初回のゲストとして登場する勝村は、物語の中でいったいどんな役割を担うことになるのか?
◆勝村政信 コメント(全文)
20年以上という歴史のある『相棒』ですので、今回撮影の初日に右京さんと亀山くんに会ったときは、歴史上の人物に遭遇したような気分になりましたね。
水谷豊さんは僕が若い頃からずっとスターですから。はじめてご一緒できるのはうれしかったですし、緊張しました。でも、撮影では水谷さん、寺脇さんが気を遣ってくださったので、ずっと笑いながら喋っていました。
寺脇さんも、いつもとちょっと違ったので不思議な感覚でした。寺脇さんとは何年も京都でずっと一緒です。「うちの娘が『相棒』が大好きで」という話をしたら、僕の台本に“亀山くん”のイラストを書いてくださって…。
ちょうどそのすぐ後に、寺脇さんが『相棒』に復活する、というニュースが出て驚きました。今回の『相棒』に出演のオファーをいただいたときは、不思議なご縁を感じました。
僕が演じる厩谷は外務省の幹部なので、政治家っぽい口調を意識しました。英語のセリフも多くて、なかなか厳しかったですね(笑)。ほぼ一発勝負のような撮影で、みんな気を失いかけていましたけど(笑)、なんとかやり切ることができました…。
右京&薫コンビの復活となる新シリーズの初回なので、期待の大きな回になると思いますが、少しでも印象的な人物になれていたらいいなと思っております。『相棒』の一員にさせていただいたことを誇りに思います。