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『胎児性水俣病患者たちはどう生きていくか』 (世織書房・2970円) 難問を超えるための粘り強い思考 水俣病をめぐる運動は、認定をめぐる闘争が中心を占めてきた。国が前提とした認定基準は非常に狭く、症状がありながら補償の対象とされない患者が増大した。環境省は、この基準を改めようとせず、行…