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都合よく利用され、不要になれば切り捨てられる。国家と個人の関係のありようは、時代が移ろうとも変わらないのか。歴史を串刺しにする秋元松代の骨太の言葉に、演出の松本祐子が正対。アトリエの小空間にダイナミズムを生む。 場面の大半は、19世紀末のマニラの日本領事館における室内劇。だが、舞台…