10月15日、2022年MotoGP第18戦オーストラリアGP MotoGPクラスの予選がオーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットで行われ、中上貴晶の代役を務める長島哲太(LCRホンダ・イデミツ)は24番手で終えている。
フィリップ・アイランド・サーキットは風の影響を受けやすいサーキットということもあり、長島は初日のフリー走行で強風に悩まされ、少し苦戦を強いられていた。しかし気温14度、路面温度21度と難しいコンディションのなか行われた、朝のフリー走行3回目から初日のベストタイムを1.504秒削り、1分30秒073をマークした。初日のフリー走行1回目からフリー走行2回目にかけて約2.8秒タイムを短縮し、3回のフリー走行で約4.3秒タイム縮めることに成功していた。
予選前のフリー走行4回目では、自己ベストタイム更新とはならなかったが、セッション前半は1分30秒台でラップを刻み、1分30秒222を記録して22番手とポジションアップにも成功した。
予選Q1も引き続きドライコンディションで行われたが、セッション中に雲が広がり、風が少し強まるなか、長島はフロントにミディアムタイヤ、リヤにソフトタイヤを履いてアタックを行った。計測1周目から大幅にタイムを更新し、ウイーク初の1分29秒台となる1分29秒624をマークした。その後もアタックを続けるが、さらにタイムを削ることは叶わず、トップとのタイム差を1.492秒まで縮めて24番手グリッドから決勝に挑むことになった。
セッションを重ねるごとにタイムを削り、中上の代役としてしっかり仕事をこなしている長島は、決勝では最後尾からのスタートとなるが、ポイント獲得を目標に全力で挑んでいく。
■LCRホンダ・イデミツ
長島哲太(予選24番手)
「今日は悪くありませんでした。昨日から一歩前進できたのでかなりポジティブです。FP3とFP4、そして予選はかなり前進できました。予選は1周のタイムアタックをうまくまとめられず、とても難しかったです。でもFP4は悪くありませんでした」
「アレックスについていき、少し学ぶことができました。レースへ向けて準備はできています。1周のタイムアタックは完ぺきではありませんでしたが、レースペースは悪くありません。明日は何ができるか考えていきたいと思います」