アップルの最新システムソフトウェアiOS 16では、iPhone X以降のFace ID搭載モデルから消えていた「ステータスバー(画面上部の表示欄)でのバッテリー残量の数値表示」が戻ってきている。
しかしiPhone XR、 iPhone 11、 iPhone 12 miniおよびiPhone 13 miniでは利用できないのは、アップルが公式に認めていることだ。
開発者向けに配信されたiOS 16.1ベータ1では、この機能が、上記のモデル全てに対応したことが明らかとなった。
なぜFace ID搭載モデルでバッテリー残量の「%」表示が消えていたかというと、画面上の真ん中にノッチ(切り欠き)追加されたため、左右に表示スペースが足りなくなったからではないかと推測されていた。
そのためか、iOS 15まではステータスバー上のバッテリーアイコンが残量に応じて変化し「これだけカラになっている」と視覚化していたが、具体的な残り%の数値は行われていなかった。
それがiOS 16では、バッテリーアイコン内にバッテリー残量が数値で表記されるようになり、一目で分かるようになった次第だ。なお該当モデルでの表示は、[設定]>[バッテリー]内にある「バッテリー残量(%)」のトグルスイッチでオン・オフできる。
iOS 16での改良版バッテリーアイコンも、必ずしも好評というわけではない。バッテリー残量が20%以下になるまでアイコンは白く塗りつぶされたままで、「減っている」ことが感覚的に伝わりにくくなったからだ。
このことはiOS 16ベータ5の頃から指摘されていたが、iOS 16正式版でも表示スタイルは変更されていない。もっとも、上記のトグルスイッチで表示をオフにすれば、以前の「数値なしで、残量を視覚化するバッテリーアイコン」が復活するので、そこは選択肢が増えたとポジティブに捉えたいところだ。
- Source:MacRumors