ヘルスケア分野を事業ポートフォリオ変革のドライバーと位置づけるカネカ。血液浄化器、カテーテルの販売が伸び、バイオ医薬品開発・製造受託(CDMO)なども順調に推移している。収益拡大の実現に向けどのように成長戦略を描くか、ヘルスケア・ソリューション・ユニット(SU)担当の木村雅昭上級執行役員に話を聞いた。
▼…2024年度までの中期経営計画を始動しました。ヘルスケア関連のポイントは。
「地球環境・エネルギー、食、健康の3つの戦略領域のなかで、ヘルスケアSUは健康領域で取り組みを強化する。医療機器などのメディカル事業は健康寿命の延伸に重点を置き、アンメット・メディカル・ニーズ(まだ満たされていない医療ニーズ)に対して、カテーテルや血液浄化器などで貢献していく。市場では最大国の米国と成長著しい中国を中心にソリューションを提供していく」
「ファーマ事業は低分子薬やバイオ薬のCDMOを展開するなかで、環境負荷の低減を考慮した製造プロセスの開発などに力を注ぐ」
▼…メディカル事業の具体策は。続きは本紙で
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