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MediaTekは、新型SoC「Dimensity 9200」と共に、それに内蔵される5Gモデム「T800」をリリースしました。この製品はスマートフォン市場の壁を超えて利用される予定であり、将来的には、産業用製品、IoT、ラップトップ、マシンツーマシン(M2M)アプリケーションに導入される可能性があります。

5Gモデム T800は、7.9Gbps(ダウンロード)/4.2Gbps(アップロード)のピーク速度に達するように設計されています。アップロード速度はこれまで見た中で最高であり、コンテンツを制作するクリエイターの皆さんは、MediaTekのような企業がダウンロード速度と同じくらいアップロード速度を気にかけていることを確信出来るはずです。

理想的な条件であっても、現実の世界でこれらの理論上の速度に到達することは困難です。それでも、5G通信網の量と質、および環境がどれほど無線に優しいかにも関係しています。とはいえ、スタジアムのように、スマートフォンから基地局までの見通しが良い場所では、速度と全体的な帯域幅は、ユーザー毎に驚くほど高くなる可能性があります。

ミリ波の5G対応が改善されたことで、より極端な速度が実現されますが、T800はSub6にも対応しているため、可能な限り広いネットワーク網をカバーすることが出来ます。

5Gは、より高度なセキュリティと企業レベルの構成オプションにより、プライベートネットワークとローカルネットワークにとって非常に魅力的なソリューションになりつつあります。新しい高速で低遅延の産業用ネットワークは、5Gを利用して、必要に応じて再構成することはもちろん、展開が困難であった同等の有線機器を置き換える可能性があります。

MediaTekは、「5G UltraSave」テクノロジーから派生した、T800の電力効率の高さを宣伝しています。同社によると、エネルギー使用量を大幅に削減出来るため、T800は通常小さなバッテリーを使用するIoT(モノのインターネット)デバイスに適しているとのことです。その確証を得るためには実物を確認する必要がありますが、それはワクワクする見通しであり、MediaTekが期待するように物事が進めば、そのような製品が現れてくるはずです。

一部のオブザーバーは、WiFiが最終的に5Gに統合されると主張していますが、それは誤りです。テクノロジーの類似点はどんどん増えていますが、帯域の割当方法と管理方法という基本的な部分が違います。また、モバイルネットワークでは、セキュリティがさらに強化されます。

一方、WiFiは、出来ればファイバーネットワークの末端で、ローカルに展開出来るというメリットがあります。これらの違いにより、多くの場合、WiFiはより費用対効果の高いソリューションになります。重要なのは、「1つの究極のネットワーク」があることではなく、デバイスが利用可能な最適なネットワークにリアルタイムで切り替えることが出来るということです。

また、急成長する家庭用インターネット市場向けの5Gモデム「T830」も発表されています。一部の都市では、ケーブルやファイバーよりも効率的に5Gを展開出来るため、T-Mobile等の企業はこのセグメントで急速な成長を遂げています。ケーブルインターネットが利用可能な場合でも、データ効率の高いインフラストラクチャのおかげで、通信キャリアはより良いサービスを提供出来ます。この利点は、時間の経過とともに増加します。

T830を中心に構築された家庭用インターネットデバイスは、最高の5GおよびWiFiテクノロジーを備えています(MediaTekのWiFi 7プラットフォーム「Filogic」シリーズについてはこちらの記事をご覧下さい)。それらのパフォーマンスは、予見可能な将来のネットワーク機能を容易に上回り、今後3〜5年間は健全な投資となります。

それぞれのモデムは、理論上はピーク時7Gbpsのダウンロード速度を発揮出来ます。現在展開されているような、オフィスでの1Gbpsの通信速度にも満足ですし、上下共に200Mbpsの通信速度でさえ十分に快適なので、通信キャリアがそれを大規模に提供出来るようになれば、驚くべきネットワークになりそうです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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