10月6日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているアプリリア・レーシングは、2023年も引き続きロレンツォ・サバドーリをテストライダーとして起用し、契約を更新したと発表した。
イタリア人ライダーのサバドーリは、長期に渡ってアプリリアのマシンを駆っており、FIMスーパーストック1000カップのチャンピオンでもある。2020年にテストライダーに就任し、計3戦出場すると、2021年からは開幕戦からレギュラー参戦していたが、移籍してきたマーベリック・ビニャーレスがレギュラーライダーとして起用されたことから、テストライダーに戻った。
アプリリア・レーシングは、2022年も唯一のコンセッション(優遇措置)を受けるメーカーとして、シーズン中のマシン開発が許可されており、サバドーリは2月に行われたシェイクダウンテストから参加し、今シーズンは計5戦のワイルドカード参戦を果たした。
そんなサバドーリが2023年も引き続きテストライダーを務める。2023年は優遇措置はないが、アプリリアRS-GPの開発に取り組むことと、ワイルドカード参戦する予定であることが明らかにされている。
■ロレンツォ・サバドーリ
「2015年から協力関係を結んでいるアプリリアとの契約更新をとても嬉しく思っている。特にRS-GPが到達したレベル、そしてこの成長に貢献し、ブランドをタイトル争いに復活させることができたことが嬉しい」
「テスターとしての仕事以外にも、もう一度ライダーとしてシーズンを通してレースに参加できることを願い、できるだけ多くのレースに参加したいと常に思っているよ」