ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているムーニーVR46レーシング・チームは2023年シーズンも引き続き、マルコ・ベゼッチとルカ・マリーニを継続参戦させると発表した。
ムーニーVR46レーシング・チームは、VR46が2021年限りで現役を引退したバレンティーノ・ロッシを主宰とし、2013年にイタリアのヤングタレントをサポートするために立ち上げたVR46ライダーズアカデミーのプロジェクトチームである。
そんなムーニーVR46レーシング・チームは、9月8日に23歳のイタリア人ライダーであるマルコ・ベゼッチを引き続き起用すると発表。ベゼッチは2022年にMotoGPクラスにデビューしたルーキーだが、第8戦イタリアGPではフロントロウを獲得し、第11戦オランダGPでは2位表彰台を獲得するなど活躍を見せていた。2021年に2年契約を締結していたが、正式に継続起用されることが発表された。
続いて、9月12日にはルカ・マリーニの継続参戦も発表された。マリーニは25歳のイタリア人ライダーであり、バレンティーノ・ロッシの異父弟に当たる。VR46レーシング・チームからMoto3、Moto2クラスへの参戦経験もあり、2021年からはMotoGPクラスにステップアップし、2023年は3年目のシーズンを迎える。
ムーニーVR46レーシング・チームとしては、2023年シーズンでMotoGPクラス参戦2年目を迎える。今シーズン活躍を見せているベゼッチとマリーニを継続参戦させることにより、来シーズンの体制が早くも決定した。2022シーズンの残り6戦と来シーズンの活躍に注目だ。
■マルコ・ベゼッチ
「昨年2年契約に調印していたから、2023年もムーニーVR46レーシング・チームからデスモセディチGPに乗り続けることを再確認し、発表できることをとても嬉しく思う。チームとパーソナルスポンサーと共に、僕を常に支援してくれる『VR46』ファミリーとバレンティーノ・ロッシ、そして『VR46 Riders Academy』のカラーを代表し使用できることを誇りに思う」
「ここ数年間で形成されたテクニカルスタッフのグループは、Moto2出身の技術者や新しい役割を持った技術者たちであり、あらゆる面でルーキーだけど、ここまでに達成したことに満足している。来シーズンに向かう前に、この2022年シーズンを集中し続けて、ベストリザルトで1年目を終えられるようにトライしていくよ」
■ルカ・マリーニ
「ムーニーVR46レーシング・チームと一緒に、2023年に向けて契約更新の発表をできることを大変嬉しく思う。このワーキンググループとドゥカティのプロジェクトに継続性を持たせることが重要であり、僕たちはグッドなリザルトを獲得し、表彰台を争っている。僕たちはルーキーチームだ。全員が一緒に働いている1年目であり、この2022年に既に大きな満足感を得るために、この手段を続け、この機会を与えてくれたバレンティーノ・ロッシと常に支援してくれる『VR46 Riders Academy』に感謝したい」
「今シーズンを可能な限り最高の手段で締め括り、来年1月に力強くスタートすることが目標。重要なポジション、表彰台、優勝、そしてベストインディペンデントチームに向けてファイトしたい」