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“火曜よる9時”という新たなステージで、大人の科学捜査ミステリーとして革新を遂げた科捜研の女 2022

11月29日(火)放送の第6話には、数々の作品で存在感を発揮してきた実力派、松下由樹がゲスト出演。

科学を敵視するたたき上げの刑事役で、榊マリコ(沢口靖子)と激しく対立する。

◆殺人事件の背後に、AIを目の敵にするたたき上げ刑事の影

第6話で描かれるのは、システム開発会社社長の転落死事件。

科捜研が付近の防犯カメラを確認したところ、意外な人物が浮上する。

その人物とは、京都府警捜査第三課の刑事・篠宮小菊(松下由樹)。

彼女は所轄時代から窃盗事件を追い続けてきた、いわゆる“盗犯”ひと筋のたたき上げで、日々街に出て万引きや置き引きを単独で摘発してきた一匹狼の刑事だ。

実は、被害者の梶谷はAIで人間の感情をパターン化する犯罪予測システムを開発した人物で、府警への導入を画策していた。

小菊はそんな梶谷に、「刑事の仕事には長年の経験で培った“目”が必要。AIにかわりは務まらない」などと猛反発。

もしや、AIを敵視する彼女が、目障りな存在である梶谷を殺害したのか。マリコは疑念を抱くが…。

◆土門以上に“旧タイプ”キャラ!?

小菊は、検挙件数は優秀であるものの、成果を上げるためには平気で規律違反ギリギリの行動を取る、土門薫(内藤剛志)以上に“旧タイプ”の刑事。

マリコが彼女の“靴”に注目していることを見抜き、「ゲソ痕でも取る気? 断るわ。どうしてもほしいなら御札(逮捕令状)を取って来ることね」とピシャリとはねつけるばかりか、「お得意の科学もとんだ役立たずね」とあおるようになじる場面も登場する。

頑なに現場にこだわり、自分の目で見たものしか信じない小菊を、百戦錬磨の名女優・松下が力強く、かつ繊細に演じ、物語をかく乱。

沢口と松下はデビューも近い同年代だが、共演するのはなんと初めて。日本を代表する女優2人が堂々たる演技バトルを繰り広げ、緊張感みなぎるドラマを生み出していく。