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◆桜木紫乃(さくらぎ・しの)さん (新潮社・2090円) 生きるとは何か 答えここに タレントのカルーセル麻紀さん(79)がモデルの「カーニバル真子」こと秀男の物語の完結編だ。前編の『緋の河』(2019年、新潮社)と合計1005ページの大部だが、長大さはみじんも感じない。「小説家になって本当に良か…