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 ついにワールドプレミアで公開された新型プリウス。その発表会場で何より衝撃を受けたのは、その大径ホイールだった。スポーツカーではなく、エコ性能を追求するプリウスがなんと「19インチ」ホイールを採用して壇上に現れたのだから、これは興奮せずにはいられない!

 果たして19インチホイールの狙いとは?

文/ベストカーWeb、写真/ベストカーWeb、Toyota

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■足元を飾る50扁平タイヤ!!

ワールドプレミアで登場した新型プリウスは、FFと4WDに加えてPHEVモデルも公開されたが、タイヤサイズはすべて同じであった

 衝撃的なワールドプレミアを行った新型プリウスではあるが、そのすべてが公開されたわけではない。スペックなど具体的な性能に関しては限定的な公開だったうえに、グレードや価格も公表はされなかった。

 そうなるともはや現地で見て確かめる以外の方法はない!! おいてあったプリウスは4台。解説がないためその正体は推定するしかないのだが、1台については「e FOUR」の表記があり、これは4WDを示す。

 さらに1台には「PHEV」マークが付けられている。こちらはFFになるが、PHEVはFFのみということがわかっている。残りの2台はFFということ以外は詳細は分かっていない。

ブリヂストンエコピアEP510を装着したFFモデル。タイヤサイズは195/50R19だ

 19インチといえば、トヨタではGRスープラやRAV4くらいにしか設定のない大きなホイールとなっている。それを装着しているのはちょっとした衝撃だ。

 展示されているプリウスは4台ともすべて195/50R19というタイヤサイズであったが、装着するタイヤのブランドは2種類あった。一つはブリヂストンのエコピアEP510。もう一つはヨコハマブルーアースGTだ。

 この195/50R19というサイズだが、実はエコを狙ったものとなっている。例えばGRスープラのRZの場合、タイヤサイズはフロントが255/35ZR19、リヤが275/35ZR19となっており、かなり太いことがわかる。

 プリウスは19インチ化することでタイヤの外径を大きくして、接地面を縦に大きくしてグリップを確保している。その代わり195というやや細いタイヤ幅で、路面の抵抗や空気抵抗を低減して、燃費性能も稼いでいるのだ。

 装着されているエコピアEP510には「ologic」の表記があるが、これはブリヂストンの次世代低燃費タイヤ技術を表している。EVのBMW i3にも採用されており、燃費向上のため空気圧やタイヤパターンにまで独自の技術が盛り込まれている。

新型クラウンクロスオーバーも21インチの大径ホイールで登場。タイヤサイズは225/45R21となっている

 先に発売されたクラウンクロスオーバーも21インチという衝撃なホイールサイズであったが、タイヤサイズは225/45R21となっており、比較的細くすることでハイブリッドとしての燃費性能も意識していると思われる。

 プリウスの19インチにはまだまだ秘密がありそうなので、今後試乗会などで明らかになるのが楽しみだ。

GRスープラは同じ19インチだが、RZのタイヤサイズはフロントが255/35ZR19、リヤが275/35ZR19とかなり太いのだ。
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投稿 新型プリウスよお前もか!! クラウン21インチに続き衝撃の19インチ!! 17インチモデルってあるのか?自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。