2人が登壇したのは、トークイベント「ウーマン・イン・モーション」。東京国際映画祭の公式プログラムとして、10月31日、東京・日比谷の映画館で行われた。
是枝監督は仏、韓国と2作品連続で海外の撮影現場を経験し、「仏は原則8時間労働、韓国は週52時間と労働条件が決まっていた。自分の撮影現場の環境をどのように変えていくかが課題になった1年だった」と振り返った。
また、自身の最近の現場には、性的な場面などで俳優の精神面などをケアする「インティマシー・コーディネーター」が参加していることを明らかにした。「万引き家族」の脚本を見せ、当時の撮影で改善点があったかどうかも尋ねたという。
「その結果、いくつか指摘を受けた。専門家がいることで、僕が気づけない俳優らの精神的な負荷を知ることができる」とその存在の意味を語った。
松岡も「役者は心を使う仕事だから、私の気持ちに浮き沈みがあるのは当然。放っておいてと考えていた。でも専門家がいて、そうならない日がくるなら、後に続く役者にとって良いこと」と期待を寄せた。
是枝監督は「働き方改革は進んでいく。それがゆえに作られなくなる映画が出てくるだろうが、このままでは日本映画界は10年続かない。まずは意識を高めていく活動をこれからも続ける」と労働環境の改善が急務だと語った。松岡は「男女問わず、育児のために休める現場づくりをしたい。ケンカではなく、お互いに耳を傾けられる映画界であってほしい」と話した。
引用元: ・「このままでは10年もたない」是枝監督、映画界の改革急務 [首都圏の虎★]
その文句つける人ってどうせ見ないやろ
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