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NVIDIAは10月14日(現地時間)、9月に発表した最新GPU「RTX 40シリーズ」のうち、最下位となる「GeForce RTX 4080 12GB」の販売キャンセルを発表した。RTX 4080には16GBモデルも用意されており、2つの名称があると混乱するため、「アンローンチボタンを押すことにした」とキャンセルの理由を説明している。

9月にRTX 4090とともに発表されたRTX 4080には、メモリが16GBと12GBの2モデルが用意されていた。しかし、単にメモリの容量が違うだけではなく、16GBモデルは9,728個のCUDAコア、12GBモデルは7,680個のCUDAコアを搭載。また、12GBのほうがベースクロックが高いなど、コアの仕様自体が異なっていた。こうしたことが、混乱の原因になると判断されたようだ。

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なおRTX 4080 16GBは、前世代となるRTX 3080Tiの2倍高速かつ、RTX 3090Tiよりも低電力とのこと。RTX 4080 12GBについては、RTX 3090Tiよりも高速だとしていた。

RTX 4080 12GBの日本での価格は、16万4800円からになる予定だった。RTX 4080 16GBは予定通り11月に発売予定で、価格は21万9800円からとなっている。

RTX 4080 12GBのキャンセル理由が名称だけの問題であれば、今後RTX 4070などに名前を変えてリリースされる可能性もある。しかし、いまのところそうした情報は出ていない。