認定は22年4月20日付。遺族側代理人の立野嘉英(よしひで)弁護士(大阪弁護士会)によると、水谷さんは10年に技術職で入社し、名古屋製鉄所(愛知県東海市)で施設管理を担当していた。19年10月、発電設備の定期修繕を1人で初めて任された。3カ月後には別の大型発電設備の修繕も担うようになり、残業が増えた。時間外労働は月76時間で、その前月に比べて3倍に跳ね上がっていた。
主な業務内容は修繕工事を安全に実施するための準備や検査だったが、20年2月の工期が迫る中、現場では作業が思うように進んでいなかった。水谷さんは短期間に計3回、同じ上司から「何を考えているんだ」などと叱責されていた。
2月6日朝、社員寮の駐車場で倒れている水谷さんが見つかった。この直前に9階の自室ベランダから転落したとみられ、搬送先で亡くなった。寮の自室には遺書が残されていた。
水谷さんは母親に「仕事がきつい。会社を辞めたい」と漏らしていたほか、1月中旬以降は交際相手に無料通信アプリ「LINE(ライン)」で仕事の悩みや不眠を訴えるメッセージを送信。「上司からボロカス言われた」「心身共に疲れた」などと記されていた。遺族は21年10月に労災を申請した。
半田労基署は、水谷さんが20年2月上旬にうつ病を発症していたと認定した。発電設備の修繕はミスの許されない緊張感を伴う業務だったとし、残業時間が3倍に急増したことで心理的な負荷がよりかかったと指摘。亡くなる前日も含めて近接した時期に上司による叱責も相次ぎ、自殺につながったと判断した。
日本製鉄は取材に「個人情報に関わるため、コメントを差し控える」と回答した。【安元久美子】
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毎日新聞 2022/11/17 05:30(最終更新 11/17 05:39)
https://mainichi.jp/articles/20221116/k00/00m/040/185000c
引用元: ・日本製鉄社員「過労自殺」 残業急増、上司叱責も 労基署認定 [蚤の市★]
小型のボイスレコーダーでもいい
20年後には労働力不足でもたないよ
。
科学技術が発達して自動化進んだはずなのに労働が楽になったと感じている人は少ない。
持込禁止の会社もあるぞ
秘密保持違反でクビもありえる
この会社がどうだか知らんが
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