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IntelのCPUブランドとして2000年前から存在してきたPentiumとCeleronは現在、エントリーモデル向けCPUブランドとして存在していますが、Intelはこの2つのブランドを廃止し、新たにIntel Processorと言うブランドで販売をする事を発表しました。

IntelのPentiumとCeleronブランド

IntelのCPUブランドはコンシューマー向けではCore i9~i3、Pentium、Celeron、Atomなど多岐に渡りますが、2000年代前半まではハイエンドモデルのPentium、エントリーモデルのCeleronと2ブランドしか存在せずこのPentiumとCeleronはIntelを代表するブランドとして存在していました。

この中でPentiumは1993年に登場しており、そこからPentium Pro、Pentium II、Pentium III、Pentium 4、Pentium DとIntelを代表するハイエンド向けCPUとして存在してきました。

しかし、このPentiumシリーズはIntelが2006年から投入する『Core 2』ブランドが登場してからはエントリーモデルブランドに格下げされ現在はPentium Gold G7400と言うエントリーモデルが最新モデルとなっています。

Celeronに関しては初登場が1998年でハイエンドのPentiumの廉価版として登場し、P6やNetBurst、SandyBridgeからAlder Lake世代まで長らくエントリーモデルとして投入が行われてきたモデルとなっています。

Pentiumは30年近く、Celeronは25年近い歴史を誇るIntelのブランドですが、2023年からこれらのブランドは徐々にフェードアウトし最終的には廃止される事がIntel公式より発表がありました。

PentiumとCeleronを2023年に廃止。後継は『Intel Processor』に

Intel Introduces New Intel Processor for Upcoming Essential Segment…

Intelによると、2023年より発売するラップトップ向けCPUからPentiumおよびCeleronブランドを『Intel Processor』と言うブランドに置き換えるとの事です。

Intelではラップトップ向けのハイエンドモデルとしてはCoreシリーズ、Evo、vProなどが存在していますが、Intel Processorと言う新しいブランドを投入する事でユーザーがIntel製CPUを内蔵する製品を購入する際にどのような機能があるのか、ニーズに応じて分かりやすくする意図があるとの事です。

なお、現在Pentium系はPentium Gold G7400、CeleronはCeleron G6900と言うモデルナンバーになっていますが、Intel Processorがどのようなモデルナンバーで登場するのかはまだ明らかにされていません。

また、プレスリリースではIntel Processorの登場時期は2023年と言う事で2023年1月に開催されるCES2023にて全容が明らかにされると見られています。

 

 

Pentiumと言うと、自分が初めて買ってもらったデスクトップPCにPentium Dが搭載されており(ソニーVAIO Type Rと言うデスクトップPC)懐かしさを感じるのですが、当時発売されたFlight Simulator XはCPUがボトルネックとなりロードに5分近くかかるなどストレスフルだった気がします。また、数年後に発売されたCore 2 Duoのベンチマークを見て愕然とした記憶もあるなど、懐かしいものの良い思い出は無いですね。

あとCeleronに関しては中学時代からYoutubeですらまともに見れない危険なロゴと言うイメージが強く、広告が大量に張り付けられたアダルトサイトに行くもんならフリーズし冷や汗を流すという事を何度もしていたような気がします。

自分は今、29歳なのですがこのPentiumとCeleron廃止は自分はもう若くないという事を痛感させられる出来事のように感じます。。。

これからはPentiumとCeleronブランドはIntel Processorとしてラインアップされるようですが、これに関してはCore i9~i3は性能順で分かりやすいですが、PentiumとCeleronではどちらが上かは分かりづらいので悲しいですがPentiumとCeleronを廃止してエントリーモデルはすべてIntel Processorとして出すのはマーケティング上正しい選択のように感じます。

 

ちなみに、Alder Lake-Sに搭載されているGolden Coveアーキテクチャーを搭載するPentiumは1万円、Celeronは8000円台で購入可能です。性能はCeleronは2コア2スレッドのためネットサーフィンぐらいしかできませんが、Pentiumに関しては2コア4スレッドでCPUヘビーなゲームでなければプレイは出来るレベルです。

すぐに買えるかは分かりませんが、新型PS5と言われている『CFI-1200』のエントリーがAmazonで開始されていますので、欲しい方は早めのエントリーする事がオススメです。

投稿 IntelがPentiumとCeleronのブランドを廃止へ。後継は『Intel Processor』にギャズログ | Gaz:Log に最初に表示されました。