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「火の玉流」の愛称で知られた棋士、有吉道夫九段は将棋に本当に熱かった。有吉先生が対局中、自分のものではなく相手のコーヒーを飲みかけたことがあった。それだけ集中していたわけで、まさに「盤上没我」。晩年も、若い棋士たちに交じって臆せず練習将棋をされていた。自分も年を取って思うが、なか…