いよいよ待ちに待ったWRC(世界ラリー選手権)が日本再上陸を果たす! 2022年11月10~13日「フォーラム8ラリージャパン」が愛知県と岐阜県の両エリアにコースを設定して開催される。
この歴史的イベントに2020年の全日本ラリーチャンピオンの新井大輝選手がAhead Japan Racing Team(AJRT)よりプジョー208ラリー4で参戦することが発表された。
早速その参戦体制をご紹介しよう!
文/ベストカーWeb編集部、写真/DKアソシエイション、トヨタ、プジョー
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■親子2代で世界に挑戦するラリードライバー
WRCの日本ラウンド「ラリージャパン」は、2004~2008年、そして2010年に北海道で開催されたが、それ以降は休止。だが2020年から中部地方に場所を移して開催されることが決まった。
ところが新型コロナウイルス感染症拡大の影響で2年ほど開催が実現せず、ようやく2022年にゴーサインが出た。実に12年ぶりの開催となる。
今回出場を発表した新井大輝選手は、世界的なラリードライバーである新井敏弘選手を父に持つ2世ドライバーだ。2013年に20歳で初めて本格的なラリー活動をスタート。その翌年には全日本ラリー選手権に参戦を果たし、2015年には早くも父との1-2フィニッシュを達成している。
2016年から2018年は欧州を中心にラリー挑戦を続け、ポルトガルとスペインの国内ラリーで総合優勝を果たした。2019年には全日本ラリー選手権に本格復帰し、総合2位となった。そして翌2020年にはシリーズチャンピオンを獲得している。
■Ahead Japan Racing Teamから参戦
今回新井選手を擁してラリージャパンに参戦するAhead Japan Racing Team(AJRT)は株式会社DKアソシエイションが母体となったラリーチームだ。同社は、TOKYO MXと共同でテレビ番組制作・映像配信を行っており、同大会とチームの模様を追いかける企画も実施する予定とのことだ。
マシンはプジョー208ラリー4でWRCのRC4クラス用のマシンとなっている。本格的なラリーから、ワンメイクレースなどで実績を上げているマシンだ。
エンジンは1.2L直3ガソリンターボで208psを発揮。サデフ製のギアボックスや強化されたブレーキ、機械式LSDを搭載する。
なお、父である新井敏弘選手がシトロエンC3でRC2クラスに参戦する! ラリージャパンにおける親子対決にも大いに期待したい!
AJRT公式HP:https://dkassociation.com/wrc2022/
■各メーカーのワークスマシンなど多彩なエントラント
ラリージャパンには世界選手権を戦う有力チームが数多く参戦する。その中でも注目はトヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのカッレ・ロバンペラ選手だ。ラリードライバーを父に持つ若き天才は、22歳にして今年のWRCチャンピオンを獲得している。これは最年少記録を大幅に塗り替えるものだ。
トヨタからは勝田貴元選手や、2021年チャンピオンのセバスチャン・オジエが、GRヤリスラリー1ハイブリッドで参戦するので、こちらも大いに盛り上がりそうだ。
ベストカーではおなじみの国沢光宏氏がルノークリオ(ルーテシア)ラリー4で参戦戦するので、こちらも楽しみにしてほしい。
ラリージャパンホームページ https://rally-japan.jp/
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