福島第一原発の、トリチウムを含む処理水で飼育されている、ヒラメが公開されました。
【溝江翔平リポート】
「こちらの黄色い水槽には、アルプス処理水が含まれた海水が入っています。
ただ、水槽の中を見ても、水やヒラメの様子に、特に変わった様子はありません」
福島第一原発構内に設置された水槽で、9月30日から飼育されているヒラメです。
海水のみを使うグループと、トリチウムを含む処理水を、1リットル当たり約1500ベクレルになるよう、海水で薄めて使うグループに分かれていて、合わせて800匹ほどいます。
【海洋生物飼育現場責任者・山中和夫さん】
「科学的な話よりも、実際にアルプス処理水の中で、魚や貝類が元気に泳いでいる姿を見るのが、一番安心につながるという話を、たくさんいただいた(ので始めた)」
福島第一原発では、トリチウムを含む処理水が溜まり続けていて、政府と東京電力は2023年春に、基準を下回るように薄めて、海底トンネルから海に流す計画です。
ヒラメの飼育は、その安全性を確認して、風評の払しょくにつなげるのが狙いで、11月からは、実際に放出する予定の濃度である、1リットル当たり30ベクレルまで薄めた水槽も追加されます。
東電は、ヒラメの可食部の筋肉と体液のトリチウム濃度を測定し、その数値は11月末ごろから定期的に公表する予定です。
【山中和夫さん】
「この飼育の状況を見ていただいて、ひとつ地元の方、それから消費者の方の安心につながっていけばと思っています」
また、今後はアワビや海藻類でも、同様の試験を始める予定で、これらの結果は2023年3月に取りまとめるということです。
引用元: ・【社会】 福島第一原発 処理水でヒラメを飼育(福島) [朝一から閉店までφ★]
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