スバルは2022年11月18日(現地LA時間11月17日)、米国LAで同日から開催されたLAショーで新型インプレッサスポーツ(北米仕様プロトタイプ)をワールドプレミアした。米国では2023年春以降の導入とアナウンスされたが、日本市場での早い導入が待たれる。今回、発表された北米仕様の内容についてお届けしよう。
本文/ベストカーWeb編集部、写真/加藤久美子、SUBARU
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■ボディサイズはほぼ現行5代目と同じで、RSグレードを新設!
新型は歴代で数えて6代目モデル。従来までは先にインプレッサが発表され、クロスオーバーモデルとなるXV(新型はクロストレック)が1年ほど遅れてデビューするという順番を踏襲していた。今回の新型インプレッサは歴代で初めてインプレッサが後に登場することとなった。
今回、用意されたインプレッサは5ドアHBのスポーツのみで、セダンのG4は設定が見送られた。北米仕様のボディサイズは全長4476×全幅1780×全高1480mm、ホイールベース2670mm。日本仕様の現行型インプレッサスポーツのボディサイズは全長4475×全幅1775×全高1480~1515mm、ホイールベース2670mmなのでほぼ同じサイズをキープして登場する。
北米でのパワートレーンは2種類を設定。ひとつ目は2L水平対向DOHCで最高出力152hp、最大トルク20.0kgmを発揮。「Base」と「Sport」の2グレードに設定される。この2グレードが搭載する2Lエンジンは日本仕様の現行型インプレッサにも搭載されているエンジンだが、振動と騒音を低減することで動的質感を高めているという。
ふたつ目は2.5L水平対向DOHCで、こちらは最高出力182hp、最大トルク24.6kgmを発揮する。この2.5Lエンジンはスポーティな「RS」グレードのみに搭載される。ちなみに、このRSグレードの名は、北米市場でのインプレッサがかつて「2.5RS」というスポーツグレードで浸透していたことを想起させる意味合いから設定されたという。
RSには18インチアルミホイール、ブラック塗装フロントグリルにサイドスポイラー、ドアミラーなどの標準装備が奢られ、カーボン調インナートリムにレッドカラーシートバック、高品質革を採用したステアリングホイールにシフトノブなどの専用インテリアパーツなども採用している。
■駆動方式は北米では4WDのみ
駆動方式はクロストレックとは違い、4WDのみとなり、組み合わされるトランスミッションはCVTのリニアトロニックが継続採用される。
スバルの量販モデルとして、先にデビューしているクロストレックと同じくスバルグローバルプラットフォームにフルインナーフレーム構造を採用したほか、2ピニオン電動パワステを採用。
さらに一部グレードでは11.6インチのマルチインフォメーションディスプレイも採用。もちろん、クロストレック同様に先進安全装備の新世代アイサイトを標準装備し、従来のステレオカメラに加えて広角をカバーする単眼カメラが追加されている。
すでにスバル公式ウェブサイト上では、現行型インプレッサスポーツ&G4ともに生産終了に伴って2022年12月11日で新規注文受付の終了をアナウンスするとともに、1.6L車とセダンモデルであるG4の展開終了も発表していた。
今回はあくまで北米プロトタイプのワールドプレミアだったのだが、日本市場でも2023年春以降に導入されるのは間違いない。日本仕様のパワートレーンには2Lエンジンとクロストレックが搭載している2Lマイルドハイブリッドのe-BOXERの2種類になる可能性が高そうだ。
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