トヨタ 新型プリウスの発表会で衝撃の事実が聞けた。それがタイトルにあるタクシー専売の可能性があったという件。
じつはコレ豊田章男社長からの出た意見だそうだが、フタを開けてみると真逆ともいえるスポーツカー並のスペックに!! 一体新型プリウスの開発現場で何があったのか!?
文:ベストカーWEB編集部/写真:ベストカーWEB編集部・奥隅圭之
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全メーカーに供給!? タクシー専売も計画していた!?
今やハイブリッドは当たり前の存在に。ハイブリッドのイメージリーダーであるプリウスの存在意義が薄れつつあるのは紛れもない事実で、だからこそ開発するにあたり、どのようなコンセプトにするか大いに議論したという。
そこで豊田昭男社長から「コモディティ化」という意見が出た。もっと具体的にいえば「タクシー専売にする。あるいはほかの自動車メーカーにもOEM供給しては?」という衝撃の提案があったという。
マジ!?……とも思える意見であるが、環境性能車であるプリウスを複数メーカー販売するというのはカーボンオフセットを推奨するにあたり大いにアリな作戦のようにも思える。また冒頭のようにハイブリッドが当たり前になった今だからこそ、あえて市販車とするのではなくタクシー専売という提案も納得できるモノである。
一転!! スポーツカー並の実力になれたワケ
ところが開発現場のメンバーたちは「LOVE」をテーマに開発をすることとなる。多くの工業製品の中で愛車のように「愛」付けて呼ぶのはクルマだけ。そしてみんなから愛されるクルマ、乗りたくなるクルマにしようとなったのだ。
ハイブリッドが多くのメーカー、さまざまな車種に設定されているからこそ、今一度プリウスを選びたくなる付加価値を提供することを選んだというワケ。
30プリウス以上のヒット必至か!? 新提案も受け入れられるハズ
今回の新型プリウスは歴代モデル随一のカッコよさ、そしてスペックが魅力である。そう、積極的にプリウスを選びたくなる仕上がりとなったのだ。
PHVモデルの0-100km/h加速が6.7秒という驚異的なスペックが実現もその理由のひとつであり、目立つ見た目。そして未来感満載の内装デザインが実現できたのも、豊田昭男社長の提案があったから「次のプリウスがあるべき姿」を模索できたきっかけになり、ぶっ飛んだ仕上がりに大フリできたというワケだ。
筆者個人としては2009年に登場した30プリウス以来の空前の大ヒットとなる予感が。当時は低燃費でかつ低価格がウリでヒットしたが、それは今や当たり前の話に。そんな今だからこそ、新型プリウスの新たな挑戦は受け入れられるハズ!!
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