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(講談社・2750円) 仮説の白刃突きつけ、自由自在に探検 仮説はすてきだ、わくわくする。難攻不落の作品城にいどむ勇敢な騎士のよう。時の流れに遠のいた本をふたたび身近に輝かせる。文化学問を更新する力をもつ。 それにしても長年にわたり新聞記者として着実に大江健三郎に取材してきた著者が、今…