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初のEV専用SUV「RZ」登場 レクサス 100%電気ブランドに向けて発進!!

 2022年4月20日に世界初公開を果たしたレクサスの初BEV専用モデルSUV「RZ」。2035年に100%EV化を目指すレクサスにとっての、始まりの1台となる。トヨタの技術の粋と、新たな挑戦とが詰め込まれた「RZ」の魅力に迫っていこう。

※本稿は2022年9月のものです
文/斎藤 聡、ベストカー編集部、写真/LEXUS、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年10月10日号

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■12月発売開始予定 レクサス初のEV専用SUV「RZ」

レクサスRZ。機能面からEVはグリルが不要のため、新たなスピンドルボディを採用するRZ。このモデル以降のレクサスのアイデンティティとなる。走りはシャープで爽快!

 2005年にRX450hを登場させて以来、ハイブリッドというかたちでSUVの電動化を先導してきたレクサス。RZの登場により新章へと突入する。

 現在レクサスがラインナップするEVはUX300eのみだが、これはあくまでも過渡的な派生モデル。

 それに対してRZは、『Lexus Electrified』という電動化ビジョンに則ったEV専用モデルの第1弾となる。

 bZ4Xで初採用となったEV専用プラットフォーム、e-TNGAをレクサス流に進化させた専用プラットフォームに、新開発の4WDシステム「DIRECT4」を組み合わせる。

新型RXとほぼ同サイズながらショートボディかつローフォルム。レクサスEVの新時代の幕開けだ

 この新たな4WDシステムは、トヨタブランドではクラウンクロスオーバーに搭載されるE-Fourアドバンスドとは違う、レクサスのプレミアムモデルのスタンダートとなる技術で、安心安全に走りを楽しめるモデルに仕上げている。

 エクステリアはレクサスのアイデンティティであるスピンドルグリルを、スピンドルボディへと進化させ、高いプレミアム性が与えられている。

 精悍なフロントマスク、スポーティなプロポーションは、明らかに新しいテイストを持っている。

 ボディサイズは全長4805×全幅1895×全高1635mmということでRXよりもショートボディとなっている。

 欧州メーカーは電動化を一気に進め、プレミアムEVを積極的に日本にも導入しているが、その対抗馬となる。

 価格はまだ発表されていないが、1000万円オーバーとなるのは間違いないと思われる。今年年末から発売が開始予定となっている。

■私はここに注目!!(斎藤 聡)

特徴的なステアリング形状のステア・バイ・ワイアを採用したモデルはRZの目玉だが、国交省の認可が下りるかは微妙なところ。当面は通常ステアリングモデルのみとなる可能性が高い

 興味を惹かれるのは変形ステアリングです。

 このステアリングを成立させるために可変ギアレシオが採用されるのでしょう。ステアリングバイワイヤーも採用されているようです。

 EV用DIRECT4の操縦性に、可変ステアリングが加わって、きっとレクサスのEVを象徴する走りを見せてくれるに違いありません。

●レクサス RZ 主要諸元
・全長×全幅×全高:4805×1895×1635mm
・ホイールベース:2850mm
・車重:未公表
・モーター出力(F):150kW
・モーター出力(R):80kW
・電池容量:71.4kWh
・航続距離:約450km
・ホイールサイズ:18インチ/20インチ
・予想価格:1200万円

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