NVIDIAのGeForce RTX 4090の12VHPWRコネクターが発火、溶損する問題について初の報告から1ヵ月以上が経過しましたが、NVIDIAがこの問題について公式発表を行いました。結果は、12VHPWRコネクターの不完全な接続が要因との事です。
NVIDIAが12VHPWR問題で公式発表。原因は不完全接続。
NVIDIAが発売したGeForce RTX 4090では高い消費電力を扱うため、新しい12VHPWRを採用していますが、発売から1週間程度でグラフィックスカードとケーブル側の12VHPWRコネクターが発火、溶損したという事例が出現、そこから海外のRedditを中心に合計約30件の報告が挙げられていましたが、
この問題が発生してからNVIDIAでは原因を調査中であること以外、発表を行っていませんでしたがついにこの12VHPWRの発火、溶損について原因がユーザーによる不完全な接続とわかったようで公式発表が行われました。
12VHPWRに溶損が発生しても保証範囲内で修理される模様。完全接続を確実にできる方法も模索中
Gamers Nexusでは12VHPWRの問題についてユーザーが12VHPWRを完全に差し込まなかった事が原因ではないかという調査動画をつい先日挙げていました。NVIDIAはこの動画に対して同じ結論が出たとのことで、ユーザーに対して12VHPWRが完全に接続されているか確認する必要があるとのことです。
完全接続が簡単にはできないという問題についても認識しているようで12VHPWRを簡単に接続できるようにする方法を模索中とのことです。
なお、この12VHPWRが完全接続されていなかった事が原因で発生した溶損などのトラブルはFounders Editionや各社AIB製含めて保証期間内であれば無償修理の対象になるとのことです。
ちなみに、この溶損問題についてはNVIDIAには合計50件の報告が寄せられているようです。
12VHPWR問題については完全接続されていない、つまりユーザーエラーが原因で結論付けられています。ただ、基本的にコンシューマー向け製品では『Idiot Proof』(馬鹿でも使える構造)にする必要がありますが、NVIDIAも認識している通り、そうはなっていなかったようです。この辺りは今後発売されるRTX 4060などで改良がされるかもしれません。
なお、現行のRTX 4090やRTX 4080を使っているユーザーは再度12VHPWRケーブルが完全に接続されているか確認した方が良さそうではあります。(完全に接続されているか確認する方法はコネクターの爪を触らずに左右に揺らしながら抜こうとしても抜けなければ完全に接続されているようです)
すぐに買えるかは分かりませんが、新型PS5と言われている『CFI-1200』のエントリーがAmazonで開始されていますので、欲しい方は早めのエントリーする事がオススメです。
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