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11月19日にシュツットガルトに思いを馳せ日本ポルシェクラブが、羽田空港第一旅客ターミナルにある「LDH kitchin THE TOKYO HANEDA」にて創立60周年を祝った。

日本ポルシェクラブは1963年創立というから、東京オリンピックの前年に誕生した自動車クラブということになる。その歴史ある自動車クラブが60周年を記念して羽田空港第一旅客ターミナルにある「LDH kitchin THE TOKYO HANEDA」にてパーティーを行った。全面ガラス張りの窓には、行きかう旅客機が見渡せ、非日常を味わえる特別な空間。コミュニケーションを大事にする当クラブは記念すべき60周年に空港という世界中の人々が行き交いコミュニケーションが発生する「空港」を会場に選んだ。

この日本ポルシェクラブ(Porsche Club of Japan=PCJ)はポルシェオーナー有志が集まって1963年に創立し、なんと60年も続いている。特筆すべきは「大人としての常識とマナーをわきまえ、人との和を大事にされる方」という条件のもと、大人のクラブとしての紳士的な交流を大事にしている点だ。それはクラブイベントとしてのレースを主催しているにもかかわらず、ジェントルマンズクラブのような空気感が風紀を乱すような不心得者を無言で排除している。とはいえ会員には女性もいて、FISCOでのご主人のタイムをもう少しで抜いてしまうという逞しさ。

空港の2階にはクラブの創立メンバーが所有するポルシェ356が展示され、パーティーではPCJ会員を父に持つ、ルマン24時間レースウイナーのレーシングドライバー平川亮氏やモータージャーナリストの吉田匠氏のトークに加え、The New Latin Clan(ザ・ニューラテン・クラン)というオルケスタ・デ・ラ・ルスや熱帯ジャズ楽団など、日本のラテンシーンの第一線で活躍するメンバーを集めて特別に編成されたラテングループによりラテン・ジャズからサルサまでダンサブルな曲が演奏された。さらにバーレスクのショーがパーティーを盛り上げ、盛大なパーティーとなった。

Text&Photo:アウトビルトジャパン