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 10月21日、株式会社SHOEI(ショウエイ)は、『X-Fourteen』に続くモデルとして新しいヘルメット『X-Fifteen』を2023年1月に発売予定であると発表した。

 2022年2月、開幕に向けて行われたMotoGPのセパン公式テストとマンダリカ公式テストで、SHOEIユーザーのライダーが『X-Fourteen』とは異なる形状のものを使用。それが、FIM公認ヘルメットとなり名称は『X-SPR Pro』であることがわかった。

マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)のヘルメット/2022MotoGP公式テスト
マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)のヘルメット/2022MotoGP公式テスト

 その『X-SPR Pro』が市販されることになり、今回『X-Fifteen(エックス-フィフティーン)』の名前で発売されることが明かされた。二輪用レーシングフルフェイスであるが、もちろんツーリングなど幅広く活用することができる。

SHOEIのX-Fifteen(ホワイト)
SHOEIのX-Fifteen(ホワイト)

 先代の『X-Fourteen』はレースの現場で多く使用され、空力性能をはじめとする卓越した性能により、世界のレース界を席巻。『X-Fifteen』は更なる高みを目指し、長期間にわたる研究と風洞実験により見出した完全新設計として誕生した。

 時速350km/hを超える超高速走行でも安定した空力性能を発揮するエアロフォルムは完全新設計であり、整流効果、安定性が高くなった。大型風洞設備での参考数値では従来のモデルからヘルメットが上方へ浮き上がろうとするリフトが1.6%、前方から押し付けられるドラッグが6.1%低減した。

SHOEIのX-Fifteen(ホワイト)
SHOEIのX-Fifteen(ホワイト)

 また、ヘルメット内部のエアルートは従来モデルに比べ1.5倍以上溝を深くしたこと、リアスタビライザーのトンネル部分にアウトレットホールを装備することで、より高い換気性能を実現している。

 もちろん、レーシングライダー用に、耐久レースや夏場の過酷な環境下における長時間のライディングにおいて使用されるハイドレーションシステムもオプションのハイドレーションチューブと市販のハイドレーション用品を組み合わせることで使用することが可能だ。

SHOEI X-Fifteenのハイドレーションシステム
SHOEI X-Fifteenのハイドレーションシステム

 JIS規格、FIM規格、MFJ公認となり、カラーリングはホワイト、ブラック、マットブラックの3色で、『XS-S-M-L-XL-XXL』の6サイズが用意されている。そして、2023年1月に発売予定であり、メーカー希望小売価格は7万4800円(税抜価格68,000円)となる。

 商品の詳細はSHOEIのホームページ(https://www.shoei.com/products/helmet/fullface/x-fifteen/)まで。

SHOEIのX-Fifteen(ホワイト)
SHOEIのX-Fifteen(ホワイト)
SHOEIのX-Fifteen(ブラック)
SHOEIのX-Fifteen(ブラック)
SHOEIのX-Fifteen(マットブラック)
SHOEIのX-Fifteen(マットブラック)