10月21日、2022年MotoGP第19戦マレーシアGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目、2回目がマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、中上貴晶の代役を務める長島哲太(LCRホンダ・イデミツ)は初日総合24番手で終えている。
今回で4戦連続の出場となる長島は、第16戦日本GPではワイルドカードでの参戦だったが、以降は怪我のため欠場している中上貴晶の代役として出場している。この日最初の走行となったFP1は、雲が多い天候となったが、ドライコンディションで行われた。長島はフロントにソフトタイヤ、リヤにミディアムタイヤの1セットのみで周回をこなし、2分02秒866の24番手となった。
午後からは、MotoGPクラスの前に行われていたMoto2のFP2の最中に大雨が降った影響で赤旗中断となり、約1時間遅れでMotoGPクラスのセッションが始まった。レインタイヤを装着しての走行となり、長島はフロント、リヤともにミディアムタイヤで着実にタイムを更新していく。そしてセッション終盤には路面が乾き始め、スリックタイヤに履き替えた後、最後の計測で2分10秒639を記録して20番手で終えた。
RC213Vでセパンを走るのは初めてとなるが、2019年にはMoto2クラス時代に走った経験を持っており、約3年ぶりの走行となる。そんな長島は初日に引き続き、2日目はさらなるタイム短縮とポジションアップを目指していく。
■LCRホンダ・イデミツ
長島哲太(FP1:24番手/FP2:20番手)
「今日のフィーリングは悪くありませんでした。このサーキットでは、すべてのライダーが2月にテストをしていたのを知っていますし、それもあり、彼らは最初からとても速かったです。でも僕のラップタイムも悪くありませんでした」
「FP1は自分のライディングに集中して取り組み、FP2ではもう少しプッシュしようと思っていましたが、雨が降ってしまい、セッション終盤に向けてドライになりました。このようなコンディションは好きではありませんが、いい経験になりました。そしてどうすればプッシュできるか学ぶことができました。明日、何ができるか考えたいと思います」