トヨタ プリウスは、すべてが新しい。初代プリウスの発表から25年、トヨタはハイブリッドのベテラン、5代目プリウスをLAショーでワールドプレミアした!
1997年に日本でデビューした「トヨタ プリウス」は、量産型ハイブリッドカーの先駆けとなったモデルだ。2000年からは、海外でも改良型「プリウス」が発売された。しかし、トヨタがブレイクしたのは、2003年から発売された2代目(NHW20)であり、現在も普通に走っている車である。その後、プリウス3号機、4号機と続き、いずれもフルハイブリッドに加え、プラグインハイブリッドを設定した。
しかし近年は、ハイブリッドカーにしろ、電気自動車にしろ、競争が激化している。その結果、トヨタは2020年夏に、ドイツでのハイブリッド「プリウス」の販売提供を中止し、さらに2022年夏には、プラグインハイブリッド「プリウス」もラインナップから外した。今、トヨタは5代目で再び攻めようとしている。
トヨタ プリウスのすべてが新しくなった
「プリウス5号機」もハッチバックだ。フロントガラスは非常にフラットで、ラインは空力的に洗練されているように見え、新型プリウスは先代モデルよりもさらに効率的である。ヘッドライトはC型で、ドイツでは販売されていない「クラウン スポーツ」のものに似ている。後方には、連続した光の帯を備えている。
プリウスにはプラグインハイブリッドも用意されるのか?
駆動方式も、確かなことは、新型「プリウス」は再びハイブリッドモデルになるということだ。トヨタは、次世代もフルハイブリッドとプラグインハイブリッドを提供する。過去には、プリウスがより強力な固体電池を搭載した最初のモデルになるかもしれないという噂もあったが、この技術についてはまだ少し時間を要するようだ。
LAオートショーで初公開
ロサンゼルスオートショー(2022年11月18日~27日)での発表後、5代目「トヨタ プリウス」が販売店に並ぶまで、そう時間はかからないはずだ。欧州でも直接提供されるのか、後から追加されるのかは不明だ。これについては、もちろん性能データとともに、遅くとも発表会後には詳しくわかると思う。
トヨタ プリウス(第5世代)
Text: Jan Götze
Photo: Toyota