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ユーザーの間で話題となっている「GR86」のオイルストレーナー(エンジンオイル吸い込み口の濾過機)の目詰まり問題。オイルパン内のオイル漏れを防ぐために塗布されている液状のガスケットがストレーナーをつまらせるのではないかと疑われる。

この疑問に対してトヨタ自動車広報部から回答が来た。回答は「問題なし」。情報提供者は反発する。

納得できませんね。ではなぜワンメイクレースでGR86/BRZのエンジンブローが多発したのでしょう。パンフレットにはレースシーンを彷彿させる文言が書かれているのに、いざ走ったらブロー多発→保証できない、となると広告詐欺とかにもなるのではないかと思います。悲しいし、悔しいです。たくさんの反発がくるでしょうね。ディーラーはそうした不具合にどう対応してくれるのでしょうか。

トヨタ自動車には個別対応の場合の保証問題などさらに質問を投げている。続報を待て。

取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)

写真はGR86のサーキット走行風景

 

GR86

 

 

Q. GR86においてストレーナーに液状ガスケットのカス(余剰分)が引っ掛かることで、エンジンが破損するのか?

A.
▽GR86/BRZにお乗りのお客様には、大変ご心配をおかけしておりまして、申し訳ございません。

▽今回のお問い合わせを受け、改めて現行GR86/BRZのエンジンをSUBARU社内で調査した結果、ご指摘頂いたストレーナーに液状ガスケットのカスが引っかかるという現象によって、エンジンのオイル循環に支障をきたすこと、エンジンが破損することが無いことを確認致しました。

▽従来よりストレーナーは、エンジン内オイル経路に異物が入らないように、ろ過する機能を備えており、一定量の液状ガスケットのカスが引っかかっても、十分に機能する設計となっております。

▽今回、同じストレーナー構造の他機種エンジンにおいても同様の調査を実施しましたが、現行GR86/BRZのエンジンと他機種エンジンを比較した場合でも、ストレーナーに引っ掛かる液状ガスケットのカスの量に大きな差はございませんでした。

▽つきましては、この症状によってエンジンが破損に至ることはございませんので、お客様には今後もご安心してお乗り頂ければ幸いです。