世界中の多くの人が日々、レアアースを利用しているが、一般的な家電製品の中にひっそりと使われているため、その事実を知ることさえない。iPhoneユーザーであれば、ランタンと呼ばれるレアアースが、画面の色を鮮やかにし、ネオジムやジスプロシウムがデバイスの振動に役立っている。また、電気自動車の動力を生み出す磁石にも、ネオジムのようなレアアースが多く用いられている。
しかし専門家は、世界がより環境に優しい経済へと移行するのに伴い、スマートフォンをはじめとする電子製品の製造に必要なこれらの希少金属が不足する恐れがあると警告する。これらの替えのきかない金属は、グリーンシフトを加速するための重要なピースだ。不足すると、2100年までに世界の平均気温が産業革命前の水準から1.5度上昇するのを防ぐ気候目標を達成する妨げになりかない。1.5度の上昇は、温暖化が地球に深刻な影響を及ぼすかどうかの重要な転換点だ。
研究者たちは、レアアースがあらゆる種類の電子製品に使われているにもかかわらず、特にスマートフォンがその枯渇を助長しているとして警鐘を鳴らしている。
「スマートフォンに注目するのは、ほとんど誰もが所有しており、無駄使いと元素の枯渇につながる大きな問題をもたらしているからだ」と、欧州化学会(EuChemS)のバイスプレジデントで、セント・アンドリューズ大学の化学名誉教授のDavid Cole-Hamilton氏は話す。
EuChemSは11月3日付けのプレスリリースで、スマートフォンへの持続不可能な使用により、7種の元素(炭素、イットリウム、ガリウム、ヒ素、銀、インジウム、タンタル)が今後100年で深刻な枯渇の危機に陥ると述べた。
スマートフォン搭載の希少金属に枯渇の危機–温暖化にも影響か
2022年11月22日 11時44分
https://japan.cnet.com/article/35196397/
引用元: ・レアアースは今後100年で枯渇の見通し。資源を巡る世界大戦後に石器時代へ [454228327]
未来は予想できない
100年後のことは予想できない
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