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「十五夜お月さま ひとりぼち……」で始まる童謡「花かげ」は、桜吹雪の舞う中を、人力車に揺られて隣村に嫁いでゆく姉との別れを惜しむ少年の心を描き、昭和初期に大ヒットした。作詩したのは、山梨市牧丘町出身の大村主計(かずえ)だ。 1904(明治37)年に3人姉弟の末っ子で生まれた大村は、富士河…