評・中島隆博（哲学者・東京大教授）本書より（部分） ヨーロッパ中世において、羊皮紙に美しい彩色画によって装飾された書物を装飾写本という。それは物語とイメージとがお互いを補い合うものだ。ここに取り上げられたのは七つのカテゴリーで、英雄、戦い、魔法と奇跡、悪党、冒険、動物、恋愛といっ…
評・中島隆博（哲学者・東京大教授）本書より（部分） ヨーロッパ中世において、羊皮紙に美しい彩色画によって装飾された書物を装飾写本という。それは物語とイメージとがお互いを補い合うものだ。ここに取り上げられたのは七つのカテゴリーで、英雄、戦い、魔法と奇跡、悪党、冒険、動物、恋愛といっ…