古くから逸品と呼べる世界のクルマ用品を幅広く扱ってきた阿部商会。それだけに、ホイールのラインナップもプレミアム系から身近なものまで豊富な選択肢を用意している。ここではイタリアとドイツ、そして阿部商会のオリジナルブランドから注目の銘柄を紹介する。
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デザイン性と信頼性を車種別の専用設計で両立
MAKは、老舗タイヤディストリビューターと戦前からアルミ製キャスティングパーツの製造を手がける企業のジョイントベンチャーから生まれたイタリアン・ブランド。設立は1990年と、ホイールメーカーの中では新興勢力となるが、タイヤと素材のスペシャリストによるタッグとなれば、品質や技術面への信頼度は折り紙付きだ。
その最大の特長は、装着を前提とする車両ごとに最適化された設計を採用していること。たとえば、欧州車の多くはハブのセントリックシステムでホイールのセンター出しをしているため通常のアフター品だとアダプター装着が必須。一方、MAKの各モデルはアダプターが不要でワンタッチ装着が可能。加えて、装着後のガタつきの発生や発熱リスクがない。
また、センターキャップは装着車の純正品対応サイズが大半で、ホイール用ボルトもそのまま使用できる。さらに、タイヤ空気圧センサー(TPMS)を装備するクルマやランフラットタイヤ装着車にも最適化された専用設計で対応。
そんな純正ライクなMAKだが、一部モデルではフローフォーミング製法を採用して軽量化を追求。イタリア生まれらしくデザイン性も高いとなれば、あえて選ぶべきアフター品としての魅力度が高いことは言うまでもないだろう。
BAVIERA FF
1シリーズから7シリーズ、さらにはMにも対応するBMW専用モデル。細身のスポークを3本ずつ束ねたディスクは、繊細な風情も醸し出す。カラーはガンメタリックミラー。バリエーションは17×7.5から19×9.5の12モデルで、税込み価格は73,150~111,100円。
ARGENTO FF
フローフォーミング製法を採用、軽量化を追求したメルセデス・ベンツ専用モデル。バリエーションは17×7.5から19×9.0の16モデル。税込み価格は73,150~108,900円。
VOLTAGE FF
テスラ・モデル3、Y、S、Xに対応。コントラストを強調するブラックミラーのカラーが印象的。バリエーションは18×8.5から20×9.5の7種。税込み価格は72,600~96,800円。
ELECTRA
VWのEV(ID.4)向けに開発されたモデルで、未来志向のマルチレースデザインを採用。バリエーションは19×8.0から20×9.0の3モデル。税込み価格は101,750~121,550円。
STOCKHOLM
マットチタン、アイスブラックの2色のカラーを用意するボルボ、ジャガー対応モデル。バリエーションは16×7.0から20×9.0の20モデル。税込み価格は51,700~140,250円。
ドイツ・クオリティを体現するプレミアム銘柄
BBSといえば、プレミアムなホイール市場のパイオニアともいうべきドイツ生まれのブランド。現在、本家本元であるドイツ産の製品ラインナップは鋳造モデルが基本だが、全モデルがドイツ本国の厳格な管理態勢で生産。また、モータースポーツでの活躍によって名声を築いたメーカーの作ともなれば、機能と品質がハイレベルであることは言うまでもない。
その上位モデルについてはリム加工にフローフォーミング工程を採用するほか、スポークに特殊なCNC加工を施し十二分な強度と軽量化を両立している。また、全モデルで最高品質の鋳造ブランクを実現するべく低圧鋳造を採用。さらには素材(アルミ)の安定性を高めるために加熱処理も施される。なお、ドイツ生産だけに塗装工程は環境負荷の少ない仕様となるが、品質はハイレベル。美しく仕上げられた塗装は、BBSというブランドに相応しいドレスアップ効果も期待できる。
また、XRにはステンレス鋼のリムプロテクターがオプション設定されていることも見逃せない。大径ホイールほどリムを傷つけるリスクは大きくなるものだが、このプロテクターがあれば本体のダメージを最小限にとどめることができる上、デザイン上のワンポイント的な効果も期待できる。
XR
7本クロススポークが、繊細なイメージも醸す。カラーは2色を用意する。バリエーションは17×7.5から19×8.5の8モデル。税込み価格は73,700~124,300円。
SX
ドイツ車やランドローバー、ボルボに対応する5本ダブルスポークモデル。カラーは2色。バリエーションは17×7.5から18×8.0の8モデル。税込み価格は73,700~95,700円。
SR
ヒマラヤサテングレーと名乗るシックなカラーと、BBSらしいクロススポークが魅力。バリエーションは16×7.0から18×8.0の10モデル。税込み価格は69,300~95,700円。
アフター品を知り尽くす阿部商会オリジナル
ラ・ストラーダとユーロデザインは、長年世界の名だたるクルマ用品を手がけてきた阿部商会のオリジナルホイール。まず、当初は日本車をターゲットとしていた前者だが、近年はアメリカンブランドやBMW、ミニに対応するモデルも登場。例えばアヴェンチュラは、タフなリムガードを彷彿とさせるディスクデザインが印象的。サイズ設定と対応モデルはジープ系が充実しているが、機能的にはこちらも車種専用設計で純正ボルト&ナットが使用可能。タイヤ空気圧センサー(TPMS)にも対応するなど、個性的なデザインでいながら使い勝手にも優れている。
一方、ユーロデザインはBMWやメルセデス・ベンツなどの欧州車にマッチするデザイン性と、日本の車検制度や規格に適合する作りが特長。セイムリム、インチアップの双方に対応できる幅広いサイズラインナップも強みだ。
また、MAKと同じく車種別の専用設計となる点も持ち味のひとつ。アダプター不要のハブ・セントリック対応、純正品からの流用が可能なセンターキャップやホイールボルトの設定、さらにタイヤ空気圧センサー(TPMS)に対応する点などもMAKと変わらない。輸入車用としては価格設定も身近なので、冬用タイヤと組み合わせる選択肢としても有望だ。
CALWER
幅広い輸入車に対応するマルチスポークモデルで、フローフォーミング製法も採用。バリエーションは16×6.0から20×7.5の57モデル。税込み価格は38,500~80,300円。
EIGER
14×5.0から18×8.0に至る47モデルというワイドバリエーションが特長となるダブル5スポークモデル。カラーはガンメタリック。税込み価格は30,800~59,950円。
SWINDON
ミニの各モデル専用に開発された10スポークモデルで、JCWにも対応。カラーはグロスブラック。バリエーションは17×7.5と18×7.5。税込み価格は58,300円と66,000円。
AVENTURA
ジープ、フォードに加えBMW X1にも対応するSUV用モデル。カラーは4色と豊富。バリエーションは16×7.0から18×8.0の32モデル。税込み価格は37,400~59,400円。
投稿 【ホイールカタログ2022-2023冬】信頼のクオリティと機能で幅広い輸入車の足元をフォロー! 『阿部商会』のホイールラインナップ は CARSMEET WEB に最初に表示されました。