岡山国際サーキットでのスーパーフォーミュラ・ライツテストに4名の外国人含む6名が参加

　11月21〜22日、岡山県の岡山国際サーキットで、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に参戦する2チームが参加しての専有合同テストが行われた。B-MAX RACING TEAMからは、チームから発表があったとおり4名の外国人ドライバーが参加したほか、2022年のFIA-F4チャンピオンである小出峻が参加。TODA RACINGからは2022年もシリーズを戦った太田格之進が参加した。

　B-MAX RACING TEAMから事前にアナウンスがあったとおり、今回の岡山でのテストにはイゴール・フラガ、ダビド・ビダレス、リリム・ゼンデリ、ブライス・アーロンという4人の外国人ドライバーが参加したほか、2022年のFIA-F4チャンピオンである小出が参加。5台でテストに臨んだ。一方1台での参加となったTODA RACINGは、シーズン同様太田がドライブしている。

　テスト初日となった21日は、早朝霧が出たほか、路面はウエットに。ただ少しずつコンディションが回復し、初日からニュータイヤを投入した小出が1分22秒556をマーク。午後も小出が1分22秒212を記録しトップで、2020年以来のフォーミュラ走行となったフラガが2番手、太田が3番手となった。

　2日目の22日はドライとなり、午前から多くのドライバーがニュータイヤを投入するが、午前は太田が1分21秒187でトップタイム。2番手に小出、3番手にビダレスが続くことに。6台全車が1分21秒台と、僅差となっていった。

　2日目午後はフラガ、アーロンが走行せず、終盤に1分21秒065を記録したゼンデリがトップに。小出、ビダレスと続くトップ3で2日間の走行を終えた。最終的にこのゼンデリのタイムが2日間のトップタイムとなっている。

　ゼンデリはスーパーフォーミュラ・ライツ公式サイトに対し、「できればまたこの日本でシーズンを通して戦いたい」と日本でのキャリアに意欲をみせた。またビダレスも「ものすごく多くのことをこの2日間で学ぶことができた。できれば鈴鹿テストでもドライブして、来季日本で走れれば」と語っている。

　またグランツーリスモ世界王者経験者であるフラガは「スーパーフォーミュラ・ライツは軽くてパワーが限られていて、ドライビングが大きく違いますが、最後はうまく対応できたように思います。なんとか来季走れるように、これからたくさんいろいろと頑張らないと」とコメント。外国人ドライバーたちはスーパーフォーミュラ・ライツ参戦に前向きなコメントを残している。

　FIA-F4王者である小出も、すでに昨年の鈴鹿テストでスーパーフォーミュラ・ライツは経験済みだが、その際は2日間ともウエットだった。「初めてしっかりドライで走りましたが、岡山ということもあり体力面では問題ありませんでした。とはいえ、やはりFIA-F4とは比べものにならないほどダウンフォースも大きいですし、コーナリング速度が高くて、これまで乗ったレーシングカーの中で一番疲れたというのが正直なところです」と語っている。

　12月6〜7日には鈴鹿で合同テストが予定されているが、これらのドライバーたちが参加するのか、さらに別のドライバーが出場するのか、非常に楽しみなところだろう。

スーパーフォーミュラ・ライツ岡山専有合同テスト
11月21日　専有走行1回目結果

天候：晴れ　路面：ウエット／ドライ

スーパーフォーミュラ・ライツ岡山専有合同テスト
11月21日　専有走行2回目結果

天候：晴れ　路面：ドライ

スーパーフォーミュラ・ライツ岡山専有合同テスト
11月22日　専有走行3回目結果

天候：晴れ　路面：ドライ

スーパーフォーミュラ・ライツ岡山専有合同テスト
11月22日　専有走行4回目結果

天候：曇り　路面：ドライ