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(岩波文庫・1584円) フロイトはよく旅をした。そしてど忘れ/記憶違い/言い違い/読み違い/…をした。それらを掘り下げ心の奥底をのぞき込もうとする。 冒頭の事例が印象的だ。フロイトはよく知る画家シニョレッリの名をど忘れした。彼の分析はこうだ。旅の連れと性の話題になり、それをはぐらかし…