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民法には、他人のものであっても、数年間にわたって「自分のモノだ!」と信じて占有してきたモノを手に入れられる「取得時効」というルールがあります。これを不動産に当てはめると、本来は借家なのに、借家人が「自分の持ち家」と思い込んで暮らし続ければ、大家からその住宅を奪うことができる…というわけです。借家人には好都合、しかし大家には恐ろしすぎる取得時効について、事例を交えて解説します。