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<土曜カルチャー> 前回までのあらすじ 石牟礼道子は1966年6月、橋本憲三の招きで東京・世田谷の「森の家」を訪れる。故・高群逸枝の仕事場兼住居である。逸枝の評伝を書くつもりの道子は夫の憲三の言葉に耳を傾ける。森の家はまもなく解体されて公園になるのだった。 「森の家」前年の1965年は新潟水…